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カテゴリ:和訳
ボックスアート ラウンド開始時に公開されるデイム・ビアトリスタイルの1枚。このラウンドの終了時、社交界得点ボード上の同じ段に2枚以上のマーカーがある場合、そのすべてのマーカーを1スペース上に移動させなければならない。このため、ラウンド中にすべてのマーカーを異なる段に移動させるべく努力することになる。 こうしてプレイを5ラウンド(または誰かがいずれかの得点を0点にするまで)続ける。ゲーム終了時点で、そのゲームで行った競争2つか3つのうち一番高い得点が最終得点となり、これが一番小さいプレイヤーの勝ち。このため、一点特化型のプレイで勝利するのは不可能だ。たとえ破産しても、選挙で当選したり社交界での評判が高かったりしたら復帰は容易なので、「浪費家倶楽部」のメンバーとしては失格ということだろう。 3つの競争を異なる方法で管理し、そのすべてをバランスよく進めなければならないわけで、もうこれだけでも大変なのは想像に難くない。しかし、中には「『遺言』の手番順決めのジレンマがよかったのになあ」とか「アクション数無制限とかヌル過ぎてあくびが出るわ」という強者もいるだろう。しかしご安心を。「浪費家倶楽部」では、財産競争の部分を完全に「遺言」で置き換えてプレイすることができるのだ。この場合、手番順は「遺言」のルールに従って決めることになり、「遺言」のカードプレイについては引き続きアクション数が必要になってくる(「浪費家倶楽部」のカードはノーアクションでプレイできる)。フルゲームでプレイする場合、これは「遺言」(+「遺言」拡張)+選挙競争+社交界競争ということになる。「遺言」で破産するだけでも一苦労なのに、さらに2つの分野で得点を減らさなきゃならないとか、考えるだけでクラクラするなw 要素が多すぎて、プレイしてみないと面白いかどうかはさっぱり分からん。BGGの評価では「テーマを追ってる余裕がなく、多すぎるパラメータを管理してるだけ」という意見も見られた。まあそうなる危険は多分にあるだろうが、そこはプレイヤーの想像力で充分に補えるんじゃないかな。美麗なアートワークもそれを後押ししてくれるから、重ゲー慣れしたメンバーなら大丈夫だろう。だいたい、そんな心配が必要なヌルゲーマーがチェコゲーに興味持つわけないしなw 「遺言」と混ぜてのフルプレイが、デザイナーが目指したこのゲームの真の形だと思われるので、真のゲーマーならぜひその心意気に応えてあげてほしい。 BGGの和訳ルール お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.11.11 09:43:01
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