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《櫻井ジャーナル》

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2013.08.21
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 アメリカ支配層の悪事を明らかにしたブラドリー・マニング特技兵に対し、軍事法廷でデニス・リンド判事は懲役35年を言い渡した。きわめて厳しい、というより、有罪になったことがおかしい。リンド判事は民主主義を破壊するうえで重要な役割を果たしたとして、歴史に名前を残すことになった。

 マニング特技兵は、アメリカ軍のアパッチ・ヘリコプターに乗った兵士が、ジャーナリストを含む戦闘行為と関係のない十数名の人々を殺害している映像、あるいはアメリカの外交文書を外に出したとされている。外交文書では日本の官僚、あるいは与党政治家が自国の政府でなくアメリカの怪しげな連中に従属していることも明らかにされている。

 処罰されなければならないのはマニングでなく、ヘリコプターに乗っていた兵士だとする声があるが、そのとおりだ。日本にも責任を問われなければならない人物がいる。マニングは支配システムの悪事を明るみに出したことで厳罰に処されたのだが、悪事を働いた人間は問題になっていない。現在の「西側」では、支配層が悪事を働いても処罰されず、悪事を明るみに出した人間を厳しく罰するわけだ。腐敗した体制が倒れる日は遠くないだろう。





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最終更新日  2013.08.22 15:18:22



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