27425740 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

《櫻井ジャーナル》

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

サイド自由欄

バックナンバー

2013.11.22
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
 資金と公的な情報の流れていく先に権力は存在している。つまり、社会的に優位な立場にある人びとに富が集中する仕組みを作り、そうした人びとへ公的な情報を独占させようとしている日本やアメリカの支配層が民主主義を目指しているとは言えない。形ばかりの情報公開制度しかない日本の民主主義は形ばかりだったが、安倍政権はその形さえ壊してしまおうとしている。自分たちの意思で全てが動く独裁体制を夢見ているのだ。

 今から50年前、1963年11月22日にアメリカ大統領がテキサス州ダラスで暗殺された。言うまでもなく、殺されたのはジョン・F・ケネディ。ソ連との平和共存を訴え、巨大企業の横暴を批判、キューバへアメリカ軍を侵攻させることに反対、ベトナムから撤兵させる決断をし、シオニストにも批判的で核兵器開発を止めさせようとしていた大統領には多くの敵がいた。そのケネディ大統領の暗殺に関する重要な情報は現在でも秘密にされ、疑問点を指摘する人びとは有力メディアから「謀略論者」のレッテルを貼られ、その指摘が鋭ければ攻撃され、場合によっては排除される。

 同じ月の2日に訪問する予定だったシカゴで暗殺計画が発覚していたことを考えれば、シークレット・サービスにしろ、FBIにしろ、地元警察にしろ、大統領を守るために最高度の警戒態勢に入っていなければならなかった。

 11月22日の午前11時22分頃にケネディ大統領はカーズウェル空軍基地からダラスのラブ・フィールドへ飛行機で移動し、ジョン・コナリー知事の出迎えを受けた。テキサス州は親シオニストで有名なリンドン・ジョンソン副大統領の地盤だ。その日、ダラスではリチャード・ニクソン前副大統領がペプシ・コーラのドン・ケンドール社長と会っている。そのダラスで市長を務めていたアール・キャベルは、ケネディ大統領にCIA副長官の職を解かれたチャールズ・キャベル元副長官の弟だ。

 ラブ・フィールドで一行はパレード用のリムジン・カー(1961年型リンカーン・コンバーティブル)に乗り換えた。防弾仕様ではなく、屋根は取り払われた状態。自動車の後ろ、右と左にはエージェントが立てるようにステップとバーが取り付けられていて、そのそばをエージェントが走り始めるのだが、動き始めた直後にふたりのエージェントは肩をすくめながら自動車から離れて歩き出してしまう。後ろの車に乗っていた上司の命令で大統領車から離れたようだ。

 問題のディーリー広場では、リー・ハーベイ・オズワルドが勤めていた教科書ビルに面したエルム通りをパレードは進む。当初はメイン通りを通過する予定だったのだが、パレード当日にルートに変更されていたのだ。エルム通りへ入るためには、「ヘアピンカーブ」を左折する必要があり、パレードは大きく減速する。そして12時半頃、銃撃が始まる。ここでは詳しく書かないが、公式見解の銃撃内容は荒唐無稽なもので、ありえない。致命傷になった銃撃は前方からのものだということは間違いない。

 ケネディ大統領の暗殺について公式見解は一貫して「リー・ハーベイ・オズワルドの単独犯行」を主張しているが、それが成り立たないことを多くの人びとが暴いてきた。地方紙の編集発行人だったペン・ジョーンズは暗殺の目撃者や関係者が次々に変死している事実を明らかにしている。彼の作った変死者リストは300名を超える。

 そうした中、事件の様子をエイブラハム・ザプルーダーが撮影した8ミリ・フィルムの映像は生き延び、公開されている。このフィルムは暗殺の翌日、写真雑誌LIFEに買い取られるのだが、発行人だったC・D・ジャクソンは公開しないという決定を下す。事件を調査したウォーレン委員会にも提出されていない。(FBIが作成したコマの入れ替えられた映像が使われた。)ちなみに、ジャクソンはドワイト・アイゼンハワー大統領のスピーチライターを務めていたことがあり、アレン・ダレスなどCIAの大物たちと深い関係にあることも有名。暗殺の翌年、1964年9月に62歳で死亡している。

 LIFEが隠したフィルムを公開させたのはルイジアナ州ニュー・オーリンズの地方検事を勤めていたジム・ギャリソン。1969年2月のことだが、そのフィルムには大きな問題があった。大きな傷があり、肝心なところがよく見えないのだ。

 LIFEの説明によると「現像所の技術的なミス」が原因だというが、世界的に有名な写真雑誌のプロがそうしたミスをする確率はきわめて小さいはず。この説明を信じている人は多くないだろう。

 アメリカの支配層にとって、ケネディ大統領暗殺に関する情報は「特定秘密」。重要な情報は隠され、あるいは破棄されている。こうした種類の隠蔽工作を合法化するのが「特定秘密保護法案」だ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2013.11.23 02:57:28



© Rakuten Group, Inc.