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アメリカがロシアの送電システムを破壊するための工作を実行してきたとニューヨーク・タイムズ紙は伝えている。システムの中にマルウェア(有害ソフト)を組み込んだというのだ。 こうしたことをアメリカの情報機関が行ってきたことは広く指摘され、1980年代の初めには大きな問題になっていた。日本もそのターゲットのひとつだ。当然のことながらロシア政府は熟知しているはず。 問題はソ連の末期やボリス・エリツィン時代は体制の中枢が西側の支配層に支配されていたこと。その当時に組み込まれたマルウェアを掃除することは簡単でないだろう。今でも経済部門は西側の巨大資本とつながっている人びとに支配されているという問題もある。 ニューヨーク・タイムズ紙の報道について、さまざまな解釈がある。トランプ大統領とウラジミル・プーチン露大統領との関係を悪化させようとしているのか、ロシアを恫喝しているのか、アメリカ側からのロシアに対するサイバー攻撃を明らかにしてロシアを敵視している勢力を牽制しているのか等々。 背景にどのような思惑があるのかは不明だが、アメリカの正体がまた明らかになったとは言える。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.06.18 12:09:38
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