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《櫻井ジャーナル》

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2020.09.08
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 ロシアとEUとの関係を天然ガスを運ぶパイプラインが強めてきた。アメリカのバラク・オバマ政権がウクライナでネオ・ナチを使ったクーデターを実行した理由のひとつは、そのパイプラインの流れを止めることにあったが、止め切れていない。バルト海を通るノードストリームがあるからだ。そして今、それに並行する形でノードストリーム2が建設されている。それをアメリカは止めようと必死だ。

 そうした中、ロシアでの支持率が2%にすぎないアレクセイ・ナワリヌイという反プーチン派の有名人が昏睡状態になった。オムスクの病院の医師によると、昏睡状態になった原因は低血糖。彼は糖尿病を患っていることから、糖尿病性ショックとも呼ばれる重度の低血糖が原因だと見るべきだろうが、ナワリヌイ側はウラジミル・プーチンが毒を盛ったと主張、ドイツ軍の研究機関は証拠を示すことなく、軍事レベルの神経ガスが使われたと発表した。それを受けてアンゲラ・メルケル首相はロシア政府を強く批判している。

 この事件はロシアとEUとの関係を悪化させることに成功したが、9月の上旬から中旬にかけてNATOがロシア周辺で行っている軍事演習もロシアを刺激することは間違いない。イタリアの近海(9月10日まで)、ラトビア(9月11日まで)、ヘルツェゴビナ(9月16日まで)、ルーマニア(9月17日まで)、ラトビア(9月18日まで)、エストニア、ラトビア、リトアニア(9月24日まで)で実施される。

 このところアメリカの求心力が弱まり、NATOの内部からも不協和音が聞こえてくる。こうした軍事演習にはNATOのたがを締めるという意味もあるだろう。






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最終更新日  2020.09.08 02:03:43



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