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《櫻井ジャーナル》

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2021.05.18
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 世界の仕組みを根本的に変える環境を作り出したCOVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)には疑問点が多いのだが、その点を問題にする意見は検閲の対象になってきた。検閲者は私的権力。公式発表に疑問を持つことは許さないという態度だ。

 そうした中、バージニア大学のミラー・センターはジョンズ・ホプキンス健康安全保障センターなどと共同で「​COVID委員会計画グループ​」を編成、ミラー・センターの所長を務める​フィリップ・ゼリコウ​が率いるのだという。このグループは公的な委員会の設立を見据えて編成されたもので、スポンサーにはロックフェラー財団も含まれている。ゼリコウはビル・アンド・ゲイツ財団の諮問委員会メンバーでもある。

 このグループとゼリコウが注目されている理由のひとつは、ゼリコウが「9/11委員会」の事務局長を務め、真相を隠蔽したと批判されているからだ。今でも「9/11」の公式見解に疑問を差し挟むことを許さない人が少なくない。この公式見解に疑問を持つということは、アメリカを中心とする支配システムに疑問を持つことと同義だからだ。

 「9/11」とは2001年9月11日にニューヨークの世界貿易センターやバージニア州アーリントンの国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃された出来事を指し、ジョージ・W・ブッシュ政権は詳しい調査をしないまま「アル・カイダ」が実行したと断定した。そしてアル・カイダの象徴的な存在だったオサマ・ビン・ラディンを匿っているという口実でアフガニスタンでの戦争を始め、この攻撃と無関係であることがわかっているイラクを先制攻撃することになる。

 この攻撃当時に国家安全保障補佐官を務めていたコンドリーザ・ライスと緊密な関係にあるゼリコウは同じ頃、PFIAB(大統領対外情報活動諮問会議)のメンバーとして名を連ねている。この会議の議長だった人物はブレント・スコウクロフト。ゼリコウはライスやスコウクロフトのほか、ジョージ・W・ブッシュ、リチャード・チェイニー、ポール・ウォルフォウィツなどとも親しい。

 ウォルフォウィッツが中心になり、国防総省のDPG草案という形で作成された世界制覇プラン、いわゆる「ウォルフォウィッツ・ドクトリン」をベースにしてネオコンのシンクタンクPNACは2000年に「アメリカ国防の再構築」を公表した。

 その中でPNACは国防政策を「革命的に変化させる」ためには「新たな真珠湾」のような何かが必要だと主張、また「特定の遺伝子型をターゲットにできる高度の生物戦の形態は生物戦をテロの範疇から政治的に有用な道具に変えるかもしれない」とも書いている。そして2001年9月11日に「新たな真珠湾」のような出来事が引き起こされたわけだ。

 「9/11」の3カ月前、天然痘を生物兵器として利用した攻撃をアメリカは受けたと想定した軍事演習がアンドリュース米空軍基地で実施された。「ダーク・ウィンター」である。演習の主体はジョンズ・ホプキンス市民生物防衛戦略センター、CSIS(戦略国際問題研究所)、国土安全保障ANSER研究所、MIPT(国立テロリズム防止オクラホマシティ記念研究所)だ。COVID-19騒動の中、アメリカでは「ダーク・ウィンター」という用語が使われている。

 COVID-19騒動は支配システムを「革命的に変化させる」可能性が高い。少なくとも私的権力はそうしようと目論んでいる。9/11より大きな影響を世界に及ぼしつつあると言える。9/11と同じようにゼリコウはCOVID-19騒動の真相隠蔽を主導することになりそうだ。






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最終更新日  2021.05.18 00:00:10



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