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ウクライナ軍は6月4日に大規模な攻撃を始めた。「反転攻勢」と西側では表現されているが、悲惨な状態にあることが伝えられている。例えば、フォーブス誌によると、6月8日にウクライナ軍の第47突撃旅団と第33機械化旅団は南部の地雷原を横断しようと試みて壊滅的なダメージを受けた。ロシア軍は地雷原を構築、地上部隊や航空兵力を配備して待ち受けていたのだ。 昨年春の時点でウクライナ軍は自力で戦うことができない状態になっていたが、アメリカやイギリスの命令で戦わされている。アメリカ/NATOは「玉砕戦法」をウクライナに強いる一方、「HIMARS(高機動ロケット砲システム)」や長距離巡航ミサイル「ストーム・シャドー」、あるいはアメリカのM1エイブラムス、イギリスのチャレンジャー2、ドイツのレオパルト2を供給してきた。 レオパルド2R地雷除去車が先導する形で戦車部隊は地雷原を突破しようと試みたが、1、2時間のうちに、M2ブラッドレー歩兵戦闘車のほぼ5分の1、レオパルド2A6戦車の5分の1、レオパルト2R装甲工兵車の半分を失った。 すでにイギリス政府はウクライナへ劣化ウラン弾を「チャレンジャー2」戦車とセットで引き渡したが、ここにきてアメリカ政府は劣化ウラン弾やクラスター爆弾をウォロディミル・ゼレンスキー政権へ供給する可能性があると伝えられている。ブラッドレーやM1エイブラムスも劣化ウラン弾を発射できる。155ミリ榴弾砲で発射されるクラスター弾も供給される可能性があるようだが、劣化ウラン弾と同様、問題になっている兵器だ。 予想されていた通り、「反転攻勢」は無惨なことになった。メディアを使い、アメリカ/NATOが支援しているウクライナ軍は勝っているというイメージを人びとに植え付けようとしているが、事実はイメージを吹き飛ばすことになる。 ウクライナでの敗北が許されないジョー・バイデン政権が「汚い爆弾(放射能爆弾)」を使うのではないか、あるいはザポリージャ原発を破壊するのではないかと懸念されているのはそのためだ。似た手口をバイデンが副大統領だったオバマ政権はシリアで使おうとしている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.07.09 02:18:26
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