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ケビン・マッカーシーがアメリカ下院議長を解任されたのは10月3日のことだった。その後任にマイク・ジョンソン下院議員が選ばれたのだが、この人物は福音主義キリスト教徒で、ベンヤミン・ネタニヤフ首相を含む「修正主義シオニズム」と緊密な関係にある。以前からユダヤ系アメリカ人はイスラエルのパレスチナ弾圧に批判的な人が多く、そうした弾圧を支援してきたのは福音主義キリスト教徒だ。新下院議長はシオニストだと考えて間違いないだろう。 アメリカはシリアをアル・カイダ系武装集団に攻撃させた際、現地のキリスト教徒を殺戮していたが、イスラエルはガザにあるキリスト教の教会を攻撃している。福音主義キリスト教徒はアメリカで最も強くイスラエルを支援している勢力で、しかもほかのキリスト教徒とも考え方が違う。 アメリカを支配しているのはキリスト教徒でもユダヤ教徒でもなく、シオニストであり、その背後には金融資本が存在していると言えるだろう。ジョン・F・ケネディはその力に立ち向かったが、甥のロバート・ケネディ・ジュリアはすでに屈服している。パレスチナ問題でイスラエル支持を明確にしたのだ。 ロバート・ケネディ・ジュニアの長男、コナーは反ロシアの立場からジョージタウン大学の授業に出ず、ウクライナでネオ・ナチの軍隊に入り、ロシア軍と戦っていた。コナーの弟、ロバート・ケネディ3世が結婚した相手は「元CIAオフィサー」のアマリリリス・フォックス・ケネディ。ロバート・ケネディ・ジュニアは10月14日、選挙運動本部長をデニス・クシニッチからアマリリスに交代させている。 来年の大統領選挙を前に、ロバート・ケネディ・ジュニアはシオニストとCIAに屈したと言えるだろう。これまで彼を支援していた人が離れていくことは避けられない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.10.27 03:17:20
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