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2004年11月11日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
 今日の宇宙画像は、隣の銀河大マゼラン雲の中にある「宇宙の泡」の内部です。
 宇宙の「ジオード」とも呼ばれている星雲で、内部にはイーグル星雲でも見られた「柱」がありました。
 おそらくこの柱の中には、誕生したての星々が隠れているのかもしれません。
 私たちがこの宇宙の泡の内部をつぶさに観察できる角度に位置しているので、16万光年離れていても手に取るように見ることができます。
 この宇宙の泡は、時速700万キロメートルで衝突する星の風が今でも膨らませています。
 近い将来の宇宙船として、膨大な推進力がある太陽風を利用し巨大な穂を掲げる「帆船」が計画されています。

* 素晴らしいジオードの窪みを凝視したハッブル



Credit: NASA, ESA, HST, et al.

 この珍しい画像でNASAのハッブル宇宙望遠鏡は、熱い若い星から星の風と激しい紫外線放射によって刻まれたガス空洞、ジオードの窪みの素晴らしい相当にまれに見る眺めを得ました。
 本物のジオードの窪みは、火山や堆積物の岩の中で気泡として始まる野球ボールサイズの空洞の岩石です。
 地質学者が、岩石を半分に割ったときだけ、私たちは内部の結晶に沿って並ぶ岩空洞の内部を理解する機会を得ます。
 ハッブルの撮った35光年直径の「素晴らしいジオードの窪み」の場合は、恒星間のガスと塵の気泡のような空洞の浮模様が、内部の宝物を明らかにします。

 N44Fと呼ばれるこの宇宙の泡の天体は、冷たい濃い雲の中に昔埋められた非常に熱い星からの星の風の動きの速い粒子の雨によって膨らまされています。
 私たちの太陽は、いわゆる「太陽風」を宇宙に吹き付けることによって質量を減らしています。このN44Fの中央の星は、毎秒あたり私たちの太陽が放出する質量の1億倍を放出しています。
 さらに、私たちの太陽の粒子の風が時速150万キロメートルくらいしかないのに比べると、このN44Fの粒子の風は、時速700万キロメートル以上の「超大型台風」となって素早く移動しています。
 明るい中央の星が、泡の空間に存在していませんが、ガスの外層によって取り巻かれているので、星の風がこのガスと衝突し、除雪装置のように外へ泡を押し出しています。
 この星の風が攻撃している構造が、ハッブル画像で明確に目に見える気泡を形成しています。

今日の宇宙画像 2004年11月10日号へは、ここをクリックすると移動します。


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宇宙のロゼッタストーンをスバル望遠鏡が発見

 今日の宇宙画像は、天の川銀河の衛星銀河である獅子座小型銀河です。
 日本の国立天文台が誇るスバル望遠鏡のスクープとも言える画像です。
 小型の不規則銀河が、銀河のディスク構造と異なる構造で銀河の外側にあってハローと呼ばれるものを持っているかどうかが、これまでずっと不明でした。
 そこで、各国のチームがしのぎを削って一番乗りを目指していました。
 つい最近、スバルの研究チームがスバル望遠鏡の特性を生かして一番乗りを果たすと共に、これまでの小型不規則伝画の定説を覆す結果を得た模様です。
 銀河は、例え矮小であろうとも複雑極まりないことを誇示しているのかもしれませんね。


* 近くの不規則な小型銀河獅子座A



Credit & Copyright: V. Vansevicius (IoP Lithuania), N. Arimoto (NAOJ) et al., Suprime-Cam, Subaru Telescope, NAOJ
説明:
 なぜ、この小さい銀河は、単純ではありませんか?
 近くの小さい銀河獅子座Aのこの画像と最近の観測は、この銀河が単純な構造であることを示すはずでした。
 現在、獅子座Aは、宇宙の中の銀河の最も一般的なタイプのうちの1つである小型の不規則銀河で、私たちの天の川銀河のようなよりさらに大きい銀河と基礎単位を構成する有望なタイプの銀河として知られています。
 一般に大規模な銀河は、近来、それらを囲む小型の衛星銀河を絶えずむさぼって主に構成していることを示していました。
 獅子座Aの驚くべき複雑さは、おそらくこのような小さな銀河の多くが、ほとんど大規模な銀河と同じような複雑な形成履歴を持っていることを示します。
 獅子座Aは、星座獅子座の方角におよそ250万光年離れて位置し、およそ1万光年の範囲があります。

 日本を始めとする多国籍の研究者からなるチームは、すばる望遠鏡を用いて矮小不規則銀河「しし座A」内の星の分布を調べ、この銀河はこれまで知られていたよりはるかに大きく広がっており、しかも外縁部にはっきりとした境界をもっているという新たな構造を明らかにしました。

 この発見は、極めて質量の小さな銀河にも複雑な構造が形成されることを示しており、銀河進化理論が解決すべき新たな問題を提示するものです。

 宇宙初期から現在に至るまでの銀河の形成、およびその進化を明らかにすることは、天文学の最も大きな課題のひとつです。

 現在標準となっている宇宙モデルでは、宇宙初期の密度揺らぎからまず小さな天体(銀河の種)が生まれ、それが衝突・合体を繰り返すことによって、天の川銀河のような大きな銀河が形成されると考えています。

 矮小不規則銀河は、宇宙で最も数多く存在している銀河で、誕生から何十億年ものあいだ変わらずにその性質を保持していると考えられています。これらはより大きな銀河が衝突・合体によって生み出される際の種になる銀河ではないかとみられ、研究者の強い関心を集めています。

今日の宇宙画像 2004年11月9日号へは、ここをクリックすると移動します。






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最終更新日  2004年11月11日 19時19分37秒
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