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カテゴリ:出会い
で、これは1991年2月に出版された「センチメンタルな旅 冬の旅」です。 愛妻 陽子さんとの新婚写真を私小説風に撮ったものが「センチメンタルな旅」、そして陽子さんが癌に侵され入院してから、亡くなり、葬儀・火葬となり、愛猫チロだけが待つ家に返るまでを描写したのが「冬の旅」です。 なんともすさまじいのは写真家という職業意識です。つまり、この写真集は、新婚の日から愛し続けた妻の死をファインダー越しに撮影したものなのです。単に、眺めて記憶したのではなく、写真の対象として構図を考え(おそらく)、そしてシャッターを切った結果なのです。 その写真の積み重ねを観たときに、なんとも涙が出てきます。 写真として残っているのではなく、その作業の結果としての写真集に、陽子さんへの深い愛情を感じ、生活を急に変更された人生の不条理を感じて、見ている僕も涙が出るのです。 名作です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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陽子さんが小船で寝てしまって、それを撮った写真を見た事がありますか?あの、写真を見ると荒木さんの愛情がいっぱいで、ほほえましく、切なくなるのです。大好きな写真です。
『お気に入り』にしてもらって、嬉しいです!これからも、よろしくです^^。 素敵な夜を・・・。 (August 9, 2007 05:17:37 PM)
saku5319さん
> 陽子さんが小船で寝てしまって、それを撮った写真を見た事がありますか?あの、写真を見ると荒木さんの愛情がいっぱいで、ほほえましく、切なくなるのです。大好きな写真です。 もちろん、その写真もはいっています。 陽子さんって、「センチメンタルな旅」ではムスッてしているんですが、その後の写真や「冬の旅」などでは本当に妖艶なんですよね。遺影が特にすごくなまめかしいです。アラーキーも「これ以上のポートレートはとれない」って言うほどのものです。 (August 9, 2007 06:44:50 PM)
この本に出会ったとき、あまりにもすごく思えて、
新婚当初の写真集から見直してしまいました。 なんて過激な愛の人なんだろうって。 この後に撮られた花の写真も好きです。 枯れた花が死とエロスにまみれていて、ぞっとしました。 (August 9, 2007 08:04:20 PM)
毎日ミナコさん
>この本に出会ったとき、あまりにもすごく思えて、 >新婚当初の写真集から見直してしまいました。 >なんて過激な愛の人なんだろうって。 >この後に撮られた花の写真も好きです。 >枯れた花が死とエロスにまみれていて、ぞっとしました。 葬儀・火葬が終わった後の、チロを中央に置いた一連の写真が、陽子さんの居なくなった荒木さんの心情を映しているようで、ぐっときました。 (August 10, 2007 08:11:35 AM)
v55MyW http://www.QS3PE5ZGdxC9IoVKTAPT2DBYpPkMKqfz.com
(January 6, 2015 06:39:55 AM)
5d8gn5 http://www.FyLitCl7Pf7kjQdDUOLQOuaxTXbj5iNG.com
(January 11, 2015 03:15:35 AM)
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