カテゴリ:バレエ(海外バレエ団)
【英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団】2008年 日本公演
「美女と野獣」 全2幕 音楽:グレン・ビュアー 振付:デヴィッド・ビントリー 装置・衣裳:フィリップ・プロウズ 照明:マーク・ジョナサン 指揮:バリー・ワーズワース 演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 東京文化会館 大ホール 開演 17:00 <主要キャスト> ベル:佐久間奈緒 野獣:イアン・マッケイ ベルの父親:デヴィッド・モース ベルの姉:ヴィクトリア・マール 〃 :シルヴィア・ヒメネス ムッシュー・コション:ドミニク・アントヌッチ ワイルド・ガール:アンブラ・ヴァッロ 雌狐:平田桃子 カラス:山本康介 木こり:ジョナサン・ペイン 他 英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団 年明け早々、昨日今日と2日続けて舞台鑑賞です。 英国ロイヤル・バレエ団の姉妹カンパニー、「バーミンガム・ロイヤル・バレエ団」が13年ぶりに来日しました。本日初日です。 本日キャスティングされていたエリシャ・ウィリスが来日直前に足を負傷し降板したため、日本人プリンシパルの佐久間奈緒さんがベルを踊ることになりました。ブロンドにおっとりした顔立ちの「お人形さん」のようなベル@エリシャ嬢が楽しみだったので少々残念な気はしますが、英国で活躍する佐久間さんの踊りにも興味があったので、まぁ良しとしましょう。 (私は観られませんでしたが)一昨年新国立劇場で上演し好評を博した「カルミナ・ブラーナ」でお馴染みの、デヴィッド・ビントリーによる振付・演出です。 全体の印象は、やはり演劇の国のバレエらしく、アシュトン、クランコ、マクミランらの物語バレエの伝統を継承し、さらにより演劇的な作品に仕上がっていました。バレエと呼ぶには抵抗感を抱いたバレエファンもいたかもしれません。 …マイムではなく”演技”、途切れない音楽(拍手するタイミングすら無い!)…観ながら「これはマシュー・ボーンと同じ匂いがする。もはやバレエではなく、『ダンス・ミュージカル』?」と思ったほどです。 明らかに古典バレエとは一線を画しています。 演出の全てが演劇的でしたが、中でも舞台装置の精巧さと場面転換の驚くほどのスムーズさには感動すら覚えました。全体的には暗く重い場面が多い中で、場面場面での照明の使い方が素晴らしく(ベルが野獣の城に単身訪れる場面、王子に戻った野獣とベルが光を背に歩む場面、等々)その美しさに思わず涙腺が緩みました。 純粋に「バレエ」を楽しんだ…とはちょっと違う感覚だけれど、良いものを観せていただいた満足感で帰路についたのでした。 ※細部までまだ書きたいことがありますが、とりあえずここまで。 ★NBSサイト内 公演ページ http://www.nbs.or.jp/stages/0801_birmingham/index.html ★英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ オフィシャルブログ http://www.nbs.or.jp/blog/brb/ 来週のコッペリアは絶対に吉田都さんで観たいので、キャスト変更なしでお願いしたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.01.08 20:10:43
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