テーマ:今日見た舞台(965)
カテゴリ:バレエ(海外バレエ団)
第12回世界バレエフェスティバル [プログラムB]
指揮:デヴィッド・ガーフォース 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団 ピアノ:高岸浩子 東京文化会館 大ホール 開演15:00 ■第1部■ 15:00~16:10 序曲「戴冠式行進曲」 (ジャコモ・マイヤベーア作曲) ●「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」 振付:ジョージ・バランシン/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー マリアネラ・ヌニェス ティアゴ・ソアレス Aプロ組と比較すると、爽やかさの中にもしっとりと落ち着いたムードを感じさせる、「大人な」パ・ド・ドゥでした。 ●「コッペリア」 振付:アルテュール・サン=レオン/音楽:レオ・ドリーブ ヤーナ・サレンコ ズデネク・コンヴァリーナ 若い恋人同士の幸福感が伝わってきました。サレンコは腕や脚の表情が豊かですね。キラキラ光る純白のチュチュがよく似合って、とても可愛かったです。衣裳が違うので印象はダブりませんが、Aプロのコジョカル×コボー組が完璧だっただけに、バランスキープの甘さが目についてしまいました。 ●「アレクサンダー大王」 振付:ロナルド・ザコヴィッチ/音楽:ハンス・ジマー ポリーナ・セミオノワ フリーデマン・フォーゲル 衣裳はシンプルで、黒い腰巻き(パレオ?)とブラのみ。かなり身体を絞りこんだポリーナちゃん。野性味のあるエロティシズムを感じます。長い手足が映えるダイナミックな振付けで、2人の身体的魅力が存分に発揮していました。濃密な愛の世界を描いているはずなのに、個人的にこのペアは恋人というよりも、双子の兄妹に見えてしまいます…。いずれにしても濃いぃ世界に惹き込まれました。全幕で観てみたいです。(フォーゲル君の割れた腹筋も堪能♪) ●「海賊」より "寝室のパ・ド・ドゥ" 振付:マリウス・プティパ/音楽:リッカルド・ドリゴ シオマラ・レイエス ホセ・カレーニョ コンラッドとメドゥーラの、嬉し恥ずかし♪愛のパ・ド・ドゥ。カレーニョの包容力あふれるサポートと、そんなカレーニョに全てを託したかのように、思いきり良く腕に飛び込むレイエスの伸びやかさが印象に残ります。 ●「白鳥の湖」より "黒鳥のパ・ド・ドゥ" 振付:マリウス・プティパ/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー 上野水香 デヴィッド・マッカテリ 水香さんに注目しました。自信に満ちたオディールだったと思います。(王子の存在が霞むくらいに)溌剌と踊るのは良いのですが、腕や脚の表情(表現)にもっと繊細さが欲しい…かな。スーパーモデル並の外国人ダンサーに混ざっても見劣りしないプロポーションは、同じ日本人として誇らしく思えたりして。 ●「パリの炎」 振付:ワシリー・ワイノーネン/音楽:ボリス・アサフィエフ マリア・コチェトコワ ダニール・シムキン シムキンの超絶技巧炸裂。跳躍の滞空時間の長さと関節の柔らかさは、今回出演者の中では一番かも。ピルエットも全く力まずに8、9回転しちゃう。とにかく何をやっても軽やかで優雅。なのに、すごい!ホールは割れんばかりの拍手で盛り上がりました。あまりの凄まじい拍手喝采に耳が痛くなりました。コチェトコワもフェッテ中に軸足で小さい跳躍をするなど、結構技巧的に凝ったことをしていたようですが、シムキンが凄過ぎて霞んでしまった感じ。第一部で唯一の、カーテンコール3回。 <休憩20分> ※その2に続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.08.08 23:28:52
コメント(0) | コメントを書く
[バレエ(海外バレエ団)] カテゴリの最新記事
|
|