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カテゴリ:いろいろ
本の話
お茶もちょっと(笑) 日本びいきのフランス人が筆いた 「優雅なハリネズミ」 彼女が元哲学者だったせいだと思うけど カントからミラーニューロンから 難しい言葉がちりばめられている でも 主人公の思うことがわかる 本当の自分を自分は知っている 抑えていても 取り繕っていても 上手に隠しても 本当は何がしたいのか 本当に好きなものは何なのか それを 自身の本能が知っていて 追い求めている "理解されない"こと 平気だと思っている でも ひょんなことから"理解された"なら 人は 何を思うのでしょうか? 難しい言葉と ときどき前後の脈絡から離れた文章 間合いと 雰囲気 違ったら 「ごめんなさい」 だけど 中国茶を好きな人 きっとこの本が好きだと思う なんとなく。 根拠なし(笑) でもそう思うのです(^^♪ それから、文中のところどころに現れる "お茶" 緑茶だったり ジャスミンティーだったり 舞台はフランスなのに(笑) ときどき ちょっと??? と思う箇所もある でも 彼女はお茶を飲むことについて、 「なぜなら、一瞬ではあるけれど強烈に、ほんの少しの永遠がとつぜん時間を豊にすることがあるからです。部屋の外で世界がうなり声をあげようと、眠っていようと、闘いが白熱しようと、人が死のうと生きようと、こういうあらゆる騒音と狂乱、爆発と怒涛の中で国家が滅びようと、別の国家が現れてはやがて呑みこまれることになろうと、世界はまわっていて、燃え上がり、引き裂かれても、また生まれ、人の命を動かす。 だから、お茶をいただきましょう。 -中略- お茶の儀式には我々の不条理な人生に穏やかに調和のとれた時空間を与えるという、 稀にみる美徳があるのです。」 としています。 いいですね。 物語の中に何を思うかは 読んだ人によるけど 私が感じたのは "理解" それを人が感じた時 人はこんな風に満足できるのか・・・・ と思わせる 悲しいけれど満足の行くending ベストセラーランキングには入ってないけど どこかちょっといい本です もしお時間があったら 手にとって見てくださいね♪ 冬の読書にはいいかなと思います(^^♪ 「優雅なハリネズミ」 L’elegance du herisson ミュリエル・バルベリ著 河村 真紀子訳 1,890円 追記: 一昨日、春節前日の中華街へ繰り出しました。 さあ、写真!と思ったらカメラをわすれていました(笑) 赤、黄、オレンジ、金の獅子舞が飾られていてとても華やかでした♪ 今年も、いいお茶にめぐり合えますようように! 恭賀新年です♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.01.27 12:02:10
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