|
テーマ:田舎暮らし(1319)
カテゴリ:山と文学
岩欠に暮らし、多くの教え子に愛された故磯野茂氏の短歌集「この道」より
「柊の陰の祠に花は降り小春日藁の乾く匂ひす」 「蒟蒻に栗の赤飯山しめじ客は刺身に一瞥もせず」 「ぴいひょろと冬耕の吾見下ろしてあしたの雨を知らせゆく鳶」 「野良道に伸びしヒメシバ優しくて小さな黄蝶ひとり遊びす」 「割箸のタクト酔顔輝かせ必ず君は校歌指揮せし」 「亡き父に己を重ね石垣の根に鍬の柄を敷きて憩へり」 「橋渡りトンネルを出で道沿いに君の家あり君に会ひたし」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.12.08 22:51:47
コメント(0) | コメントを書く
[山と文学] カテゴリの最新記事
|