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2008年07月01日
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カテゴリ:坂田 博昭

 今回もロイヤルアスコットの模様をお届けします。
 怒濤の写真攻勢となっていますが、非力なインターネット環境でご覧下さっている方々には、本当に申し訳ない…せっかくなので、雰囲気を是非お伝えしたいので、ご理解下さい。 

 

 開門直後は、まだそれほど紳士淑女も集まってきてはいないので、その間に場内を探索してみました。

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アスコット競馬場のスタンド。馬場と反対側から見たものです。

 昨年に改築→竣工となった近代的なスタンドは、ある意味歴史と伝統の逆を行く雰囲気を出しています。
 以前のスタンドがどんな風だったかは知らないのですが、これも21世紀を迎えた競馬の歴史の1ページと捉えるべきなんでしょう。 

080701-2.jpg

 そして、これが馬場側。スタンド自体が立派なのに加えて、森に囲まれた周囲の風景とのギャップ。圧倒されます。

080701-3.jpg

 おっと、ここから先は「ロイヤルエンクロージャー」。「ジェネラルアドミッション」のチケットしか持ってない私は、入ることが出来ません。

 こちら側は普通のスーツでもOKなんですが、向こう側はドレスコードが一層厳しく、男性は単なるジャケットではなく、いわゆる「正装」であることが求められます。

 こちら側の「ジェネラルアドミッション」は、スタンド内も行けるのは1階だけ。でも、パドックには問題なく行けますし、レースもゴールよりは手前になりますがしっかり見られる。とりたてて「敷居」を感じることなくロイヤルアスコットを楽しむことが出来ますよ!

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 スタンドの中。こちらも容赦なく近代的なデザイン。本当に垢抜けた感じが、新たなアスコット競馬場という雰囲気を否応なしに感じさせます。

080701-5.jpg

 パドック。この写真を撮ったときには気がつかなかったのですが、写真中央の小さな屋根がある場所とその周りが、日本で言うところのウィナーズサークル。勝ち馬の関係者はそこで勝ち名乗りを受けることになります。

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 一つ前の写真の右手奥には、芝生のエリアが広がっています。テーブルと椅子が置かれていて、ここも食事やおしゃべりを楽しむ場所。とにかくあらゆる場所が全て、紳士淑女の「社交場」になります。

 実は黒い通路になっているところは、パドックに向かう馬が行き交う馬道。人と馬が本当に近いのは、やはりこちららしいところなのかも知れません。

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 その芝生エリアにあった馬像。3年前、4連勝で無敗のダービー馬となったモティヴェイターです。芝生エリア自体が”MOTIVATOER'S LAWN”と名付けられています。

 でもこの馬、アスコットではレースしてないんですけど…。

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 驚いたのが、これ。馬場の内側にある移動式のヴィジョンなんですが…デカい上に、滅茶苦茶薄くありません?どういう構造なんでしょうかねぇ。

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 アスコット競馬場の全体図がありましたので、写真に撮ってきました。

 中央がスタンド。その手前がパドック。向こう側が馬場。写真に撮った芝生エリアは、この図で言うとパドックの左手前にあたります。

080701-91.jpg

 ブックメーカーも、そろそろ開業準備。

 イギリスのブックメーカーは単勝が主で、一部では日本で言うところの「がんばれ!」馬券に当たる”EACHWAY”が買えます。

 複勝にはオッズがなくて、頭数に応じて2着または3着までに入れば、1着のオッズの何分の1、っていう決め方みたいです。

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 イギリスの街中にあるブックメーカーチェーンは、ウィリアムヒルにコーラル、そしてこのラドブロークスです。アスコット競馬場の場内はラドブロークスのシマらしい。レースが始まる遙か前の午前中から営業していて、すでに始まっているドッグレースとか、CGで行われるヴァーチャルレースの券なんかを売っています。

080701-93.jpg

 専用の用紙に書いた内容が、感熱紙でそのままプリントアウトされたものが券になって出てきたのには、最初面食らいました。券の下の方には店側の情報がちゃんと入っているので、恐らく「あんたが書いたとおりで間違いないかんね!」っていう証拠みたいな位置づけなんじゃないかと思います。

 用紙に書くのはまず場名。そしてレース番号じゃなくてレースの発走時刻。これも初めはわからなかった。あとは馬なり犬なりの番号と名前、金額ですね。 

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 開門時刻に来てしまったので、レースまでにはまだ大分時間があったのですが、食べ物屋さんは元気に営業。ご覧のようにお店は本当にいっぱいあります。

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 特に多いのが、お酒を提供するバー。競馬場の建物の中に常設のバーには、このように名馬の名前がそれぞれ着けられています。

 この日は他にも、テントやプレハブみたいな建物で、臨時の飲食施設がもうひしめき合うぐらい営業。でもどこも繁盛しているんです。レースが始まるまで、食べ物をつついてお酒のグラスを傾けながら、皆でワイワイと談笑。

 考えてみれば、人が集まるところというのは、やっぱり食べたり飲んだりできるところですよね。そして、人が集まるから賑やかになる。賑やかだから、その場にいること自体を楽しむことが出来る。

 大の大人が、こんな郊外の離れたところにある競馬場に、わざわざドレスアップなんて面倒なことをしてまで大挙して集まって、ワイワイはしゃいで飲んで食べているのが、ここアスコット競馬場。

 ここにいると、日本の公営競技場が人を惹きつけるのに何が足りないか。その答えの1つが見えるような気がします。

080701-96.jpg

 そうこうしているうちに、レースの時刻も近づいてきました。
 こうして、スタンド前のベンチに座って、レースを待っている人たちの数も増えてきています!

 …で、そのレースの最中の様子は、また項を改めて来週にご紹介します。






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最終更新日  2008年07月01日 01時57分13秒
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