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カテゴリ:山中 寛
南関東地方競馬は、大井競馬開催中です(最終日は明日、11日金曜日)。
実はわたくし、数年ぶりにダビスタをプレイしておりまして、毎日寝不足気味です。青春時代の懐かしい気持ちがまたよみがえってきますね~。中学生の頃は勉強そっちのけで、あの活躍した牝馬にどんな種牡馬をつけて強い馬を作ろうか…と考えていたものです。 今は仕事中にゲームの配合のことを考えたりはしません。競馬のことは毎日考えてますが。 さてさて、帝王賞→ジャパンダートダービーと、大井開催ではJpn1が連続して行われまして、満腹感な僕、ヤマナカユタカもさすがにお腹いっぱい。豪華な2週間が過ぎていきました。帝王賞のことは前回僕の担当のときに触れましたので、今回はジャパンダートダービーについて。 僕が入社して初めて見たジャパンダートダービー(JDD)はトーシンブリザードが勝った第3回。 トーシンブリザードは4冠を達成したものの、レース終了後すぐに様子がおかしいことを近くで見ていた人から聞いて、残念な気持ちになった7年前。 あっという間に7年経ってJDDは区切りの10回目。当時新人だった僕もいつの間にか30代に突入しています。 ![]() ユキチャンは出られませんでした。 (撮影:吉原完氏) 知らずに競馬場に入って、「ユキチャンは今日走らないんですよ」と聞いて、そのままバスに乗って帰るお客さんの姿もあったそうです。 そんな話を聞くと川崎で感じたユキチャンの威力をますます感じるとともに、スターはユキチャンだけじゃないんだよ~とちょっと教えてあげたかったですね…。 ![]() ![]() でも、幸いなことに昨年を上回るたくさんのお客さんにご来場いただきました。 (入場・30,994人=前年比155.7%) ユキチャンを大井競馬場や他の地方競馬場で見るチャンスが来るその日を首を長くして待ちたいと思います。 さて、登録の段階から強力だったJRA勢。ユキチャンがいなくなっても例年以上の強力メンバー。 注目はダート界の新星候補、サクセスブロッケン。日本ダービーは一昔前の「西の秘密兵器」的な期待を集めたもののシンガリ負け。負け知らずのダートで仕切りなおし…と圧倒的な人気におされました。 レース前から「ゴールドアリュールとカネヒキリと比べてサクセスブロッケンはどれくらい強いかな?」なんて想像を膨らませたり、「でもダービーの疲れが残ってて、お母さんのサクセスビューティは短いところで勝ってた馬だから意外と2000でも長かったりしてね」と、いろいろ考えておりました。 このサクセスブロッケンにJRA勢、南関東のクラシックを走った面々、他地区のダービーで戦ってきた強豪がどう挑むか。 レース前の興味は尽きませんでした。 ゲート開いてスタート。ナンヨーリバーが今回はスタートを決めてハナを主張。すぐにサクセスブロッケンは直後の2番手ポジション。内でスマートファルコンがカカリ加減で進んでいきます。 向正面でコラボスフィーダが上がって前に迫っていったときはちょっと早い仕掛けと思ったんですが、これが結果的には好プレー。ドリームスカイが内々をピッタリ回ってロスのないようにレースをしていました。 後ろが追い上げてきてもサクセスブロッケンは、ポジションも手ごたえも絶好。 ナンヨーリバーをいつでも交わせる位置から直線の入口でスパート。あっという間にナンヨーリバー以下を突き放して、最後は2着スマートファルコンに3馬身2分の1の差をつけて優勝。着差以上に力の違いがあるように見えました。 明日の担当・古谷剛彦氏の口癖に「モノが違うよ」という言葉があるんですが、ホントに鳥肌の立つような次元の違う強さ。これでサクセスブロッケン、ダートでは負けなしの5戦5勝。この先もずっと勝ち続けていって欲しい、ヴァーミリアンやフィールドルージュ、フリオーソ相手にレースを走る日も近い将来やってくるでしょう。でも、強敵を相手にしても負けないで欲しいとも思ってしまいます。いつか連勝はストップする日が来るかもしれませんが、勝ち続けることで夢はますます広がります。 七夕は過ぎてしまいましたが、新たなダート界のスター候補に期待を込めて。「○○が今日走るんだって、見に行こうよ~」と競馬が世間の話題になる、そんな日が何度もやってくることを夢見て、この仕事を続けていきたいと思います。サクセスブロッケンにそんな可能性を感じた梅雨の合間の暑い一日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月11日 03時12分14秒
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