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2011年08月08日
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カテゴリ:奥村 武
関東地区では新潟開催、関西地区では小倉開催、そして北海道開催は今週から札幌開催。

いよいよ夏競馬も本番と言ったところです。

毎年言っていることなのですが、小倉と新潟の同時開催は関東馬にとって正念場となるところ。

先日どこかのスポーツ紙にも美浦~新潟、栗東~新潟間の輸送時間が共に6時間30分で同じであることが掲載されていましたね。

距離で言えば200km近くも栗東からの方が遠いのですが、高速道路状況の違いにより輸送時間は同じとなるようです。

ですからこの時期の栗東所属馬の番組選択は、小倉と新潟の2場。

一方美浦所属馬は新潟のみとなってしまいます。

もちろん美浦在厩馬が小倉競馬に出馬投票することはルール上は何も問題ないのですよ。

しかし美浦~小倉への輸送は20時間近くかかります。

震災による変則開催時に、仕方なく小倉へ輸送し競馬をしたお馬さんがおりました。

良い競馬をしてくれて、帰ってきたら即勝ち負けという内容でした。

しかし、長時間に及ぶ輸送の疲れで美浦に帰着するとその日のうちに高熱を出してしまいました。

懸命に治療し、一旦は回復したのですが数日後にそのストレスから疝痛を発症、命を落とすという最悪の結果となってしまいました。

このように美浦から小倉への輸送競馬には大きな大きなリスクがついて回ります。

先ほどのケースは極端で稀なものですが、ときにはその様な事もあるのです。

ですからこの時期の関東馬には周辺状況からほぼ新潟しか選択肢はないといえるのです。

その現状が端的に表れるのが新馬戦。

先週から新潟、小倉の開催となりましたが、その2週で新潟で5鞍、小倉で6鞍の新馬戦が組まれていました。

そのうち小倉の1鞍は九州産馬限定のものですから外して考えると、東西で5鞍ずつ。

新潟の平均出走頭数は17頭。

小倉の平均出走頭数は14.1頭。

新潟の新馬戦における関西馬の出走頭数の平均が1レースあたり2.4頭。

小倉の新馬戦における関東馬の出走頭数の平均が1レースあたり1頭。

となっています。

つまり関東地区に在籍するお馬さんが賞金(8着まで)を獲得できる可能性は関西馬よりもはるかに低い。

そうとも言えるでしょう。

これを仮に東西に出走制限を設けたと考えると(関東馬は新潟、関西馬は小倉でしかデビューできないとする)

新潟の新馬戦17-2.4+1=15.6頭。

小倉の新馬戦14.1-1+2.4=15.5頭。

美浦と栗東における新馬の調教状況および調教進度はほぼ同等であるとは言えないでしょうか。

それなのに、選択肢の差で賞金獲得に差が出るのは厳しいですよね。

関東よりも関西に馬を置きたくなる馬主心理も納得できます。

単に関東馬が弱いとか、関東の調教師が努力してないとか言うのは違う気がします。

もちろんこれは数字的に見やすいから新馬戦で比較しただけで、すべての条件戦に言える事。

なんとかこの時期を良いリズムで乗り越えないとリーディング上位に残っていけませんね。





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最終更新日  2011年08月08日 10時13分45秒
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