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カテゴリ:古谷 剛彦
金曜日は古谷が担当します。
山中さんが触れられていましたが、戸崎圭太騎手は昨日を持って大井競馬所属としての競馬は終わりました。送る会は多くのファンが賞典台を囲み、惜しみない拍手を送っていました。 その戸崎騎手は今朝、美浦トレセンに来て攻め馬に乗りに来ていました。中央にもしょっちゅう来ていたこともあり、騎手たちやトラックマンらと談笑もし、トレセン内の動きに戸惑いはありながらも人間関係という面ではすっかり溶け込んでいました。 いよいよ明日から、JRA騎手として挑むこととなりますが、オーシャンSと弥生賞にも騎乗。今後のG1戦線に向けても弾みをつけて欲しいと思います。 また、福山競馬からJRA騎手となった岡田祥嗣騎手も、土日は阪神で騎乗します。昨年、高知競馬場で行われたSJTワイルドカードを優勝した時に、コメントを取ったのが唯一、岡田騎手と話しただけですが、福山の騎手に伺うと、本当に努力家で理論派でもあるとのこと。戸崎、岡田両騎手の新たな船出、精一杯応援したいと思います。 さて、先週末は福山競馬で過ごしました。金沢から吉原寛人騎手、そして兵庫から広島県出身の下原理騎手と山崎雅由騎手の2人が招待され、期間限定で金沢から福山に来ている畑中信司騎手と青柳正義騎手も含め、「福山・金沢・兵庫フレンドリー騎手交流」が第1、2、3戦の3Rで実施されました。 (フレンドリー騎手招待、紹介式) 吉原騎手にとって、福山競馬は初参戦。福山と姫路だけが騎乗したことがない競馬場、と話していた中で、福山牝馬特別への参戦が決まり、そしてその前日にも騎手交流戦が実施されたことで、2日間の騎乗となりました。 同期の三村騎手との対決を楽しみにもしており、、日曜9R「芦田川特別」はダイワシークレットに突き放された2、3着争いにはなったものの、二人の叩き合いは見応えありました。 そして、日曜のメイン「福山牝馬特別」は、兵庫からエーシンアガペーとマンボビーン、金沢からロッソトウショウにアルドラ、名古屋からスズカウインダー、笠松からはマーメイドジャンプと錚々たるメンバーが集結しました。 1番枠から果敢にハナへ行ったエーシンアガペーが、小回りの福山をフルに生かしたレース運びでロッソトウショウの追撃を振り切り、マイル争覇に続いて福山での重賞連勝を果たしました。 (エーシンアガペー、パドック) 「枠順が良かったので、ハナへ行くことも考えていましたが、好スタートを切りましたし、自分の考えていた通りの競馬ができました。強かったですね」 と田中学騎手もしてやったりの表情で、レース後に振り返ってくれました。 また、2着のロッソトウショウは 「牧場でも乗り込んでいたとはいえ、雪の影響で直前の追い切りがビシッと追えなかったのが痛かった。本来はもっとうるさい馬だが、この馬としては落ち着き過ぎていた印象もあり、叩いて変わってくれると思う」 と佐藤茂師。騎乗した吉田晃騎手も 「長く良い脚は使ってくれているんですが、展開も相手に有利だった上に、反応が今ひとつ悪かった分、届かなかった感じでしたね。それでも、地力のあるところは見せてくれましたし、今後に期待します」 と話していました。 (ロッソトウショウ、パドック) さて、福山競馬は今月24日で閉幕します。その前の週、もう一度福山に行く予定ですが、この時は福山ダービーと若草賞、3歳の重賞が連日組まれています。そして最終日はファイナルグランプリです。先週も遠方からのファンが、福山競馬場に足を運んでいる姿も見られましたが、そういった方も増えてくるでしょう。残る1カ月、福山競馬をしっかり目に焼き付けていきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年03月01日 17時38分53秒
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