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2016年02月11日
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カテゴリ:横川典視
 木曜担当のよこてんです。

 まずは先週のこのブログの内容を引っ張りつつ・・・の年度代表馬ネタから。
 月曜日に行われた「2015年度岩手競馬年度代表馬等選考委員会」におきまして各部門賞等が選出されました。結果は、

 ★年度代表馬および4歳以上最優秀馬/ナムラタイタン
 ★2歳最優秀馬/メジャーリーガー
 ★3歳最優秀馬および最優秀ターフホース/レジェンドロック
 ★最優秀牝馬/サプライズハッピー
 ★特別表彰/ラブバレット


 となりました。ナムラタイタン号の2年連続年度代表馬、おめでとうございます。これ書くと嫌がられるかもしれませんが、岩手では“年度代表馬に選ばれた馬は翌年の成績が悪い”ジンクスがあるとささやかれたりします。ナムラタイタンがそれを打ち破ったのは、凄い事ですしありがたい(^^;)とも思っております。

 まあ概ね予想した通りという感じかな(→自画自賛)。しかし、ざっとみてやはり「“最優秀スプリンター”という部門がほしいなあ」と思いましたね。

 芝重賞で2勝しているエゴイストがどの部門にも選ばれなかったのは、同馬が9月に転入してきて11月までに5戦しかしていない点で“シーズンを通して活躍した印象に欠ける”と考えられたのでしょう。
 ですが昨季(2014シーズン)の最優秀ターフホースに選ばれたシルクアーネストだって、OROカップ・秋嶺賞と芝重賞を立て続けに2勝、それも非常に強い勝ち方で重賞を連勝しているとはいえ、稼働期間としては9月に転入初戦を走って12月までに3戦しかしていません。
 また、2012シーズンの最優秀ターフホースになったライトマッスルは、確かに春から冬まで走り続けたものの芝での勝ち星としてはOROターフスプリントと当時はまだB1級特別だったハーベストカップの二つのみでした。

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★ライトマッスル(12年OROターフスプリント優勝時)

 2011シーズンの最優秀ターフホースだったラブミープラチナはOROターフスプリントと3歳の平場の芝戦の2勝のみでもありました。

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★ラブミープラチナ(11年OROターフスプリント優勝時)

 キーポイントになっているOROターフスプリントは、ライトマッスルやラブミープラチナが勝った時はまだ地元限定で、2014年から地方交流化されレベルアップが図られた。にも関わらずそれ以降の勝馬、ダブルスパークやエゴイストは“印象が薄い”扱いをされてしまっている。短距離路線を整備しているのにこの程度の扱いなのはもったいないと思うんです。

 しつこいようですがもうひとつの例を挙げてみましょう。2014シーズンはランドオウジという馬が早池峰賞・栗駒賞とダート1200mの重賞を2勝し、マイルのすずらん賞も勝って重賞3勝を挙げました。

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★ランドオウジ(14年早池峰賞優勝時)

 それはその年の古馬の中でも決して悪くない成績(古馬ではナムラタイタンの4勝がトップ。次いで3勝はランドオウジとコミュニティ、コウギョウデジタルの3頭。重賞勝ち星数では3歳のライズラインの5勝がトップ)だったのですが部門賞には取り上げられずに終わりました。路線がナムラタイタンと被っていったコミュニティは仕方ないとしても、そうではなかったランドオウジにとっては惜しいシーズンでした。

 一方で、その前年・2013シーズンはドリームクラフトが、ダート1400mの重賞2勝・ダート1600mの重賞2勝という戦績で年度代表馬になっていたりもします。

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★ドリームクラフト(13年岩鷲賞優勝時)

 その2013シーズンは古馬重賞の勝馬がバラバラで、最優秀ターフホースにはハカタドンタクが、最優秀牝馬にはコウギョウデジタルが、共に3歳戦の成績で選ばれたくらいの混戦の一年でした。ですからそんな中で頭ひとつ抜けた成績を残したドリームクラフトの選出に異論はないものでした。
 そんな風に、他路線の活躍馬との“あたり”の良い悪いで印象が大きく変わりがち・・・という短距離路線の活躍馬の扱い-それまでの部門賞選出馬と同等の戦績を残しても、他路線の馬の戦績次第では同じ舞台にもあがれない-のは、それもまたもったいない話だと思います。

 今年のラブバレットもそうですよね。笠松グランプリでの勝利やさきたま杯での健闘など岩手所属馬としては久しぶりの遠征成績の良さをどうしても拾い上げたくて特別表彰という規定を持ってきて部門賞に加えたわけですが、かえってちょっと重い感じがしますし、過去の馬たちの、あるいはこの先の馬たちが挙げるかもしれない戦績との整合性もとりづらくなったように見えます。これも「最優秀スプリンター」という部門があれば何でもなかった事です。

 来季・2016シーズンも短距離路線の整備拡充が行われるでしょうが、それにあわせて短距離路線で活躍した馬を称える路線も整備していただきたいなと思います。

 今回は別な話も書こうと思って画像も用意していましたが、ここまでちょっと長引いてしまったしくどくもなってしまったので、今回はいったんここまでとさせていただきます。

 そうそう。今回の受賞馬の他、騎手や調教師など人の部門の表彰も行われる『2015 IWATE KEIBA AWARDS』は3月8日の火曜日に行われる事になっています。ファンの皆さんも参加できるはずですので、募集のご案内を今しばらくお待ちください。





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最終更新日  2016年02月11日 23時55分55秒



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