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2017年06月01日
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カテゴリ:横川典視
 木曜担当のよこてんです。

 本日(6月1日)行われたホッカイドウ競馬のダービー『北海優駿』で岩手のベンテンコゾウ号が優勝。北の“第45代ダービー馬”の栄誉を手にすると共にホッカイドウ競馬3歳クラシックの二冠を達成しました。
 サウスヴィグラス産駒のベンテンコゾウだけに北海優駿でのキーポイントは2000mの距離ではないかと思っていたのですが問題なくクリア。これならば恐らく次戦となるだろう三冠最終戦・王冠賞へむけての視界もより明るくなったのではないでしょうか。

 ちなみにホッカイドウ競馬での“三冠チャレンジ”は昨年のスティールキングに続いて二年連続になります。
 また、ホッカイドウ競馬の3歳三冠馬はこれまで4頭(1981年トヨクラダイオー、1999年モミジイレブン、2001年ミヤマエンデバー、2010年クラキンコ)誕生しています。ベンテンコゾウが王冠賞を制すればここに加わるのみならず史上初の“他地区所属馬による三冠”達成ということになりますね。

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★クラキンコ(2013年ノースクイーンカップ)

 かつては北海優駿を最終戦として三冠レースが春・夏・秋に散らばっており、クラキンコの時は今と同じ北斗盃→北海優駿→王冠賞の順番ではありましたが王冠賞が2600mの長丁場&真夏の8月半ば実施となっていました。2015年から王冠賞が7月下旬に移動&1800mに距離短縮されたことで、それまでの二戦で好走していた馬が王冠賞でも好走するパターンがより増したように思えます(例えば昨年の三冠3戦では、スティールキング・ジャストファフォン・キングニミッツの3頭が3戦ともで1着~3着を占めた)。ベンテンコゾウにとっては有利なデータと言えるでしょう。

 今年の岩手3歳世代からは2頭の“ダービー馬”が生まれることになります。ちょっと捻った言い方ですけどもね。ベンテンコゾウの三冠達成も楽しみですが、秋のダービーグランプリでの“岩手のダービー馬対決”も楽しみにしてみたいもの。

 しかし北海優駿。上位馬の父を見るに、

 サウスヴィグラス
 ヴァーミリアン
 フレンチデピュティ
 サムライハート
 ホワイトマズル

 どっちかといえば短めの距離の方が良さげな種牡馬が多いですよねえ。不良馬場だったのも好材料だったか。

 さて今日の本題は「開幕から約2ヶ月を経た時点のリーディングの状況」でございます。まずは現在の騎手リーディングから。

★騎手リーディング(2017年3回盛岡競馬前半終了時点)
1位/山本聡哉 50勝(勝率24.4%・連対率38.0%)
2位/村上 忍 39勝(勝率16.5%・連対率31.8%)
3位/高松 亮 37勝(勝率16.2%・連対率25.9%)
4位/菅原俊吏 31勝(勝率16.3%・連対率32.6%)
5位/山本政聡 25勝(勝率10.9%・連対率24.8%)
6位/高橋悠里 23勝(勝率12.4%・連対率24.9%)
7位/阿部英俊 21勝(勝率10.8%・連対率23.2%)
8位/小林 凌 15勝(勝率 7.2%・連対率15.3%)
9位/木村 暁 14勝(勝率 7.6%・連対率18.4%)
10位/関本 淳 14勝(勝率 8.1%・連対率17.3%)



 昨年の同時期がこちら。

★騎手リーディング(2016年3回盛岡競馬前半終了時点)
1位/村上 忍 59勝
2位/山本聡哉 42勝
3位/山本政聡 32勝
4位/高松 亮 29勝
5位/阿部英俊 29勝
6位/齋藤雄一 24勝
7位/菅原俊吏 22勝
8位/坂口裕一 19勝
9位/高橋悠里 18勝
10位/陶 文峰 14勝

 見てすぐ分かる通り、村上忍騎手が59勝→39勝と20も星を減らしていますね。また昨年6位につけていた齋藤雄一騎手が怪我のため騎乗しておらず、現時点で5勝に留まっています。その辺の約40勝分が他の騎手にまわっている・・・という状況でしょう。

 昨年のこの時期は村上忍騎手が勝ち星を激増させており、2位だった山本聡哉騎手との差が常時20勝ほどありました。
 今年は逆に、山本聡哉騎手が村上忍騎手に対して10勝ほどのリードを保っている状態です。昨年はこの後に大逆転劇が起こるわけですが、今年は果たしてどうなるか?
 また、昨年は夏頃から後は村上忍騎手・山本聡哉騎手2名だけの争いになっており、2位と3位の差も10勝くらい付いた状態が続きました。1位・2位と3~6位くらいまでの、大きく2つに分かれた争いになっていましたね。一方今年は、2位3位の差が僅かに2勝しかないように現時点で明らかな差は付いていません。実際、1回盛岡後半・2回盛岡前半の2週の間は高松亮騎手が2位に浮上していたりもします。加えて今年ここまで、3位から6位くらいの間の順位は毎週変動しています。騎手リーディング争いはしばらく予断を許さぬ激戦が続くのではないでしょうか。



 それでは調教師リーディングはどうでしょうか。

★調教師リーディング(2017年3回盛岡競馬前半終了時点)
1位/板垣吉則(水沢) 25勝(勝率18.4%・連対率31.6%)
2位/千葉幸喜(水沢) 19勝(勝率28.4%・連対率44.8%)
3位/村上 実(水沢) 15勝(勝率11.2%・連対率23.1%)
4位/三野宮通(水沢) 15勝(勝率13.0%・連対率27.0%)
5位/畠山信一(水沢) 15勝(勝率13.3%・連対率20.4%)
6位/伊藤 和(水沢) 14勝(勝率13.7%・連対率30.4%)
7位/石川 栄(水沢) 14勝(勝率30.4%・連対率54.3%)
8位/櫻田浩樹(盛岡) 14勝(勝率16.9%・連対率26.5%)
9位/村上昌幸(水沢) 14勝(勝率12.3%・連対率17.5%)
10位/佐藤祐司(水沢) 13勝(勝率11.3%・連対率20.0%)



 昨年の同時期がこちら。

★調教師リーディング(2016年3回盛岡競馬前半終了時点)
1位/板垣吉則(水沢) 22勝
2位/櫻田康二(盛岡) 19勝
3位/及川良春(水沢) 17勝
4位/佐々木由則(水沢)17勝
5位/伊藤 和(水沢) 16勝
6位/村上 実(水沢) 15勝
7位/村上昌幸(水沢) 15勝
8位/晴山厚司(盛岡) 14勝
9位/菅原右吉(水沢) 14勝
10位/小西重征(盛岡) 13勝


 1位板垣吉則調教師は同じですが2位以下の調教師の顔ぶれはずいぶん違いますね。
 調教師リーディングは今年は接戦が続いていまして、勝ち星同数で何人も連なるという状況が頻繁に起きています。1回水沢終了時点では飯田弘道調教師が1位に立ったこともありました。
 調教師の場合は、何度も書いていますが「下位クラスで何勝もした馬が昇級して勝てなくなる」あるいは「転入馬が一気に連勝して勝ち星を稼ぐ」パターンがよく起きますので短期的な変動が起こりがち。今の時期の差はほとんど無いものと考えていいでしょう。とはいえ週2勝ペースを淡々と積み重ねる板垣吉則調教師のペースが、やはり今年も基準になりそうです。


 続いて区切りの勝利。山本聡哉騎手は地方通算1200勝に「あと1」となりました。今週末の達成濃厚でしょう。
 阿部英俊騎手は地方通算1600勝に「あと4」。こちらも今週末達成の可能性はありますね。
 大きな区切りでは関本淳騎手が地方通算2000勝に「あと17」、高松亮騎手が地方通算1000勝に「あと43」。2名とも残り数がおおむね今季ここまでの勝ち星数に近いですから、ざっと考えて7月下旬から8月中に達成か・・・という所でしょうか。
 現在負傷治療中の齋藤雄一騎手が地方通算1000勝に「あと25」。齋藤騎手は早ければ7月にも復帰とのことで、今季中の1000勝到達が成ればいいですねえ。

 調教師の方は小林俊彦調教師100勝、三野宮通調教師・瀬戸幸一調教師600勝、新田守調教師・小林義明調教師800勝などが続いてすごく近い区切りの勝利はなくなりました。
 今の時点では伊藤和調教師が1300勝に「あと12」、村上昌幸調教師が1300勝に、小西重征調教師が1700勝に「あと14」、及川良春調教師が500勝に「あと17」、板垣吉則調教師が500勝に、佐藤雅彦調教師が700勝に「あと18」。いずれも今季ここまでの勝ち星数から推測して夏頃に次々と到達するのではないかと思われます。





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最終更新日  2017年06月02日 01時59分47秒



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