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カテゴリ:古谷 剛彦
金曜日は、古谷が担当します。
「ジャパンダートダービー」は、船橋のキャッスルトップが見事な逃げ切り勝ちを収め、4連勝で一気に頂点に立ちました!仲野光馬騎手にとって、重賞初制覇がビッグタイトル。勝利騎手インタビューは、意外と冷静に振り返っていて、キャッスルトップの持ち味をフルに発揮した、見事な手綱捌きでした。JRAの重賞インタビューとはまた違い、気持ちの入った凄く良い受け答えだったと思いました。関係者の皆さま、本当におめでとうございました! さて、ホッカイドウ競馬の話題です。よこてんさんも書かれていますが、15日(木)のメイン「第20回ノースクイーンカップ」は、その前に2つの競走が取り止めとなったため、この日の競馬の続行が不可能という判断から、パドックには出走馬が登場したものの、残念ながらレースはできませんでした。「地元スペシャリスト」と書かれていましたが、先週末に雨が降り、その影響で13日(火)と14日(水)は稍重で行われ、15日は良馬場に回復しています。日にちが経っているとはいえ、太平洋が違い場所にあり、厩舎地区の奥は森のような状況になっているので、雨の影響で地面に水分を含んでいて、この日は運が悪く日中の気温が高く、夜に気温が下がって霧が起きやすい状況を生みました。さらに、風がなかったのがすべてでした。風があれば、霧が起きても流れていくことが多いんですが、前と後ろから霧が立ち込め、しかも風がないので滞留してしまう…。これが、「今日は厳しいかな」と思わせる要員でした。 上の写真と下の写真は、たった30分の時間経過です。開催を続ける判断基準などは、過去のブログで書いていますが、気温差がある今の季節は、毎年のことながら悩まされます。 そして、級別が組まれる昨晩、改めてメンバーが再申込されましたが、チビノヴァルタンが自己条件にまわり、13頭立てで改めて枠順を組み直し、20日(火)に行われます。「マーキュリーカップ」と同じ日となりましたが、グランダムジャパン古馬シーズンの重要なレースであり、南関東2頭もそのまま滞在してレースに挑むことはありがたいです。「マーキュリーカップ」の後、夜もお楽しみに! そして、来週は22日(木)に、ホッカイドウ競馬3歳三冠最終章「第42回王冠賞」(H2)が行われます。三冠に王手を懸ける、昨年の「JBC2歳優駿」の覇者・ラッキードリームに、僚馬が最大のライバルとなるリーチなど、現在7頭がエントリーしています。 (北海優駿を制したラッキードリーム) (今季初戦を勝った時のリーチ) この2頭とは未対戦で、JRA未勝利から転入し、連勝中のギャラントマナーが、個人的に最も注目している伏兵です。 (前走のギャラントマナーのゴールシーン。写真は山中博喜氏) 転入初戦を逃げ切った時、尋常ではないハイラップを刻みな「マーキュリーカップ」がら、上がりもしっかりまとめていたので、「これはただの未勝利馬ではない」と感じました。前走は外回りの競馬でしたが、同じように決して向正面でペースを落とさず、 18秒3(1.5F)-12秒7-12秒3-12秒5-12秒8-12秒8-13秒0-13秒5=1分47秒9 で1700mを逃げ切りました。最後は気を抜かせず、ステッキが入られてフィニッシュしていますが、このラップを追い掛ける立場のラッキードリームやリーチは、今までのレースとは変わってくる可能性が高いと思います。「北海優駿」同様、少頭数のレースとなりますが、道中の駆け引きが楽しみです!3歳秋のチャンピオンシップの開幕戦となり、こちらもご注目下さい! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年07月16日 12時45分38秒
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