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2022年01月20日
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カテゴリ:横川典視
木曜担当のよこてんです。

 岩手競馬は今は冬休み中ですが、2月の18日には年度代表馬はじめ各部門および厩舎関係者の表彰が行われる「2021 IWATE KEIBA AWARDS」が行われる事が発表されました。例年より1ヶ月ほど早い実施ですね。
 またこれはまだ正式に発表されていないですが、調教初め(馬場開き)は2月10日に行われる予定のようです。

 「2021 IWATE KEIBA AWARDS」コロナ禍の影響で昨年同様に関係者のみの式典となり一般ファンの方の来場ができないのは残念ですけども、岩手競馬も新しい春に向けて徐々に加速していく・・・という2月になりそうです。
 雪は相変わらず降り積もりますねえ。なんだかんだいって近年最高レベルの積雪の冬になりそう・・・。


 さて、ということで今回は2021シーズンの騎手リーディングを獲得した村上忍騎手のインタビューをお届けしよう・・・というお題。早速進めていきましょう。


 騎手リーディング獲得おめでとうございました。3500勝達成でお話をうかがった時に“今年は良い感じでシーズンインできた”と言われていましたが、1年間通してもそんな、良い感じでここまで来た・・・という手応えでしょうか?
「その時その時の順位はあまり意識していなくて、自分がしっかり仕事をして、その結果としてどうなっているかだけ。そこはホントにあまり意識しないで過ごしました。まあ最後競馬が中止になったりしましたからなんとも言えない所は正直あるかな。
 自分自身そこまでリーディングにこだわっていたわけじゃ無い。馬に恵まれた部分もあっただろうと思います。途中ちょっと勝てない時期があった事への反省点もね。最後はちょっと残念な形で終わってしまいましたが、1年間怪我とかなく順調に乗れていましたから、良い一年だったと言っていいかな」


★2021年5月9日 地方競馬通算3500勝達成


そんな2021シーズンの大きな成果とすればやはりその3500勝
「そうですね。シーズンに入るところで“早いところで達成したいな”と思っていた記録でしたから、それをすんなり達成できた点は素直に喜びたいですね」

では4000勝はいかがですか?改めておうかがいしてます
「あと350勝くらいですか?今のペースだとあと2年くらい・・・。まあ、2年やれるかどうかだよね(笑)。やれるかどうかなんだけども、やらざるをえない状況になるかもしれないし」

やらざるをえない状況ですか(笑)。でもここまできたら目指してほしいです
「そうですね、せっかくですから目指して頑張りたいです」


★村上忍騎手が期待馬に挙げるマツリダスティール。不来方賞は確かに強かった


さて、次のシーズンに向けて村上忍騎手が期待されている馬を何頭か教えていただくとすると、どんな馬が挙がってきますか
「まずマツリダスティールですね。ちょっとムラッ気みたいな所を見せて大敗もありましたが、コンスタントに力を発揮してくれれば、もう一皮むけてくれたら古馬と戦うようになっても面白いんじゃないかと思っています。
 自厩舎の馬だとオープンの2頭、リリーモントルーとリンシャンカイホウかな。
 リリーモントルーは、重賞をもうちょっと使ってみたかった。今季は思うようにローテーションを組めなかったりしたから、来シーズンはそこを上手く進めて重賞に挑んでみたいですね。
 リンシャンカイホウは芝の短い所をもう少し使ってみたかったなというのがありますね。芝であればどんな競馬でもできる馬ですからね。
 どちらも一つ年を取って7歳・8歳。その辺の力関係が来年どうなるかな・・・ですけどもね」


★リンシャンカイホウ。いつも書いていますが村上実調教師と村上忍騎手と、村上朝陽厩務員との「三代重賞制覇」が楽しみ


若駒では?
「2歳では、自厩舎では無いけどサンエイブレーヴ。水沢に来てからの走りが良かったし、元々身体も良い馬。まだ走りに若さが残っていて、もっと前から期待していたのですがなかなか結果に繋がらなくて。終盤の水沢での走りがちょっと目を見張る感じの所があったから、3歳になってから飛躍してくれないかなと楽しみにしています」


★2歳のオープン特別「太夫黒特別」を勝ったサンエイブレーヴ。馬体重が増えている点も「それで走りが重苦しいことは無いから」と村上忍騎手



村上忍騎手自身の来シーズンの目標を挙げるとすると
「毎年そうなのですが、怪我をしないで1年間無事に乗り切る事。あとは馬との巡り合わせもありますから、そこでどんな結果を残せるかですね。それからこれは自分だけの問題じゃないんですが、ちょっと取り止めが多かったですよね。それをどうしていくか。それは皆で考えるべき事なのでしょうけども」

その話が出たのでもうちょっとおうかがいしたいんですけども、先日のような形で取り止めが続いてしまうのって、騎手の立場からするとどうなんですか?モチベーションとか
「やっぱりモチベーションは下がってしまいますよね。状況が悪かったから止めざるを得なくなりましたが、自分たちだって競馬はやりたい。そのために馬の状態を仕上げていっているわけですからね。それが突然取り止めとなるとモチベーションを維持するのはなかなか大変だよね」

まあやっぱり気持ちが切れますよねえ・・・
「ただここ数年の冬はね、雪なんか凄いものね。そういう気候になってきているのだとしたら、もう毎年のことだから、しっかり考えた方が良いなと思いますね。誰も得しないし、お客さんに対しても失礼だし。そこは皆で考えて工夫して、なんとかしたいですね」





 村上忍騎手は昨年・一昨年、怪我や騎乗停止等でシーズン中に騎乗していない時期がありました。昨年は怪我で一ヶ月半ほど乗れなかった事もありましたし、この2021シーズンはリーディングという事だけでなく“シーズンを騎乗し切った”事に少なからぬ達成感があるのではないかなと思います。
 4000勝に関しては常にわりとぼかし気味(笑)ではあるのですが、今回は前向きなお答えをいただけました。2021シーズンの感じならあと2年ちょっと。その手応えがあったという部分でも175勝を挙げたこのシーズンは良い一年だったのだろう・・・と思いますね。

 3月12日からスタートする新シーズン(のリーディング争い)、2021シーズン同様の活躍を期待しています。

 さて、次週は予定通りなら高知・新人王争覇戦のお話をお伝えして、その次にはリーディングトレーナー・三野宮通調教師のインタビューをお届けしたいと思っております。





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最終更新日  2022年01月21日 14時25分36秒



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