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2023年06月30日
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カテゴリ:古谷 剛彦
金曜日は、古谷が担当します。

 2023年、今日で早くも半年が終わります。年を重ねるにつれ、月日が経つのが早くなるとよく聞きますが、最近はそのことを痛感します。ホッカイドウ競馬も2カ月半が経ち、全国で最も早い2歳重賞「第48回栄冠賞」が27日に行われました。

 今年から、全日本的なダート競馬の体系整備により、ホッカイドウ競馬の2歳重賞は、色々と変わりました。「エーデルワイス賞」が11月1日に移りました。そして、牡馬にとって短距離戦の最大目標となる「ネクストスター門別」が10月5日に行われ、「栄冠賞」「イノセントカップ」の他に、「サッポロクラシックカップ」が7月27日に1200mで行われる形に変更しました。

<短距離>(すべて1200m)
6月27日「栄冠賞」
7月27日「サッポロクラシックカップ」
9月7日「イノセントカップ」
10月5日「ネクストスター門別」

<牝馬限定・短距離~マイル>
7月13日「リリーカップ」(1000m)
8月24日「フルールカップ」(1200m)
9月6日「フローラルカップ」(1600m)
11月1日「エーデルワイス賞」(1200m)

 昨年から、「リリーカップ」が1カ月早まり、7月中旬の開催となり、今年から「フルールカップ」は8月10日に早まりました。「エーデルワイス賞」を目指す牝馬も、「ネクストスター門別」から向かうことができるローテーションとなっています。「リリーカップ」と「栄冠賞」の間隔は、昨年と全く同じではありますが、先を見据えた時に無理ができないこともあるでしょうし、今年の「栄冠賞」は8頭立てでした。2008年にネフェルメモリーが制した時以来、門別1200mで固定されてから初めてとなる、一桁頭数での出走でした。先週、1000mの「ウィナーズチャレンジ2」が12頭、しかも牝馬が8頭も出走していましたが、「リリーカップ」を考えた時のローテーションとして、ちょうど良い形になっていると言えます。これが、「栄冠賞」の出走が少なかった要因だと思います。

 それでも、今年の出走馬は錚々たるメンバー。「ウィナーズチャレンジ1」を勝ち、唯一の2戦2勝から出走するストリーム、能検初日の1番時計をマークしたカプセル、1100mの「フレッシュチャレンジ」で1分06秒台という驚異の時計で勝利したスティールマジック、新種牡馬・キタサンミカヅキ産駒のキタサンヒコボシ、キャロットクラブの評判馬であるコールブランド…。少頭数でも、厳しいレースになることは想像に難くありません。

 オスカーブレインが好スタートを切り、外枠のカプセルが2番手の外につき、3番手以下を少し離していきます。個人的に採ったレースラップは、

11秒8-11秒0-11秒8-12秒2-13秒6-14秒2
前半3F34秒6-後半3F40秒0=1分14秒6

でしたから、良馬場を考えるとかなり速いラップ。実際、ポツンと最後方からレースを運んだダバイエスペランサが4着まで追い上げてきたことが、そのハイペースを物語っていると言えます。カプセルが早めに抜け出しましたが、離れた3番手の内にいたストリームが、直線で外に持ち出すと見事に交わし去り、3連勝で2021年生まれ最初のタイトルを獲得しました。


(「栄冠賞」を制したストリーム。写真提供:山中博喜氏)

 ​岩橋勇二騎手​​​​​​​​​​​​、​​​​​​​​​​​​田中淳司調教師​​​​​​​​​​​​のインタビューは、​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ホッカイドウ競馬公式YouTubeチャンネル​​​をご覧下さい。岩橋騎手は以前から常々、「2歳戦をウリにしているホッカイドウ競馬で、全国最初の重賞という点で全国に認知されている『栄冠賞』は、何としても獲りたいレース」と話していました。その思いを知っている身として、今回の勝利は観ている側も嬉しい勝利でした。特に、ストリームは、岩橋騎手がデビュー前から期待を寄せ、「栄冠賞」を意識していた1頭ということで、岩橋騎手にとってより嬉しい優勝だったと感じます。

 関係者の皆様、おめでとうございました!

 ストリームは、最大目標を「ネクストスター門別」に置く形で、少し間隔を取るようです。先週の「ウィナーズチャレンジ2」を勝ったライトヴェールは、「リリーカップ」に向かうそうで、今年も「函館2歳S」に向かうホッカイドウ競馬所属馬は0となりそうです。以前のように、「ラベンダー賞」で芝を試した上で「函館2歳S」に向かえるローテーションと違い、函館開催が短縮され、「ラベンダー賞」がなくなった状況が、遠征を厳しくさせています。こればかりは致し方ないところですが、勝てばJRAの重賞に挑める図式がありながら、2年連続出走0となると、今後の在り方が変わってしまう恐れがあるので、個人的には残念な気持ちになります。その分、ダートの体系が整備されているので、ダート=地方競馬の流れを重視し、ダートでJRA勢に負けない馬作りを目指す方向に舵を取っていく意味が強くなるのかもしれません。





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最終更新日  2023年06月30日 10時59分26秒
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