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カテゴリ:鈴木セイヤ
土曜日担当は園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤです。
↑園田競馬ビギナーズガイドに出てくるキャラクターが登場する8月のポスター 田村正一さんの漫画に登場するタミータウン号が馬道から覗いています。 この勝負服はルーキーの山本屋太三騎手ですかね。マイペースのタミーに手を焼いているようです(笑)。 今週の園田競馬はお盆開催。場内イベントは4年ぶりの実施でした。 お子様向けのコーナーは、第4投票所の建物内(クールスポット)で行われました。祝日は開門して2時間も経たないうちにクジが終了。大盛況でした。 仮面ライダーリバイが登場した木曜日。クイズ大会や写真撮影会でファンと交流。 キッチンカーはステージ横に出店していました。 祝日の金曜日はミルクボーイの内海さん&女と男の市川さんによる予想会が行われるなど場内は賑わいました。 ステージではSKNフラッシュ8のお披露目会も実施。メンバーは開門時刻にコスプレ衣装でファンの皆様をお出迎えしていました。 開門直前にメンバーの皆さんと撮らせて頂きました。偶然近くを通っただけですからね。偶然……(笑)。 摂津盃が近づくとファンのボルテージも急上昇!!凄い歓声でした。 誘導馬のアイスバーグは金曜ナイターに登場! 10レースの誘導をしてファンに元気な姿をみせてくれました。 慌ただしい3日間でしたが充実感がありますね。いろいろな出来事がありましたが全部取り上げると膨大な量になるので重賞レースに絞って振り返っていきます。 ★田中学騎手 金沢で重賞V 8月8日(火)、金沢競馬場で行われた第41回読売レディス杯は、兵庫の田中学騎手が跨った北海道のクーファアチャラが勝利。 内枠からスタートを決めたクーファアチャラはマイページの逃げに持ち込みます。後続馬の追い上げを完封して二度目の重賞制覇を飾りました。昨年5月のヒダカソウカップ以来の重賞Vです。 「ハナに拘ってくれという指示があり、ゲートだけ気を付けて乗りました。もう少しゆったりとしたペースで行きたかったが、しんどい競馬でよく粘ってくれました。期待に応えられて嬉しいです」。 田中学騎手は重賞通算78勝目。4月の菊水賞に続いて今年重賞3勝目です。読売レディス杯はキーポケットで勝利した2010年以来、13年ぶり2度目の制覇となりました。
☆最年長重賞記録更新!兵庫ジュベナイルカップ 8月10日、園田競馬場で新設重賞、第1回兵庫ジュベナイルカップが行われ、4番人気のマミエミモモタローが勝利! 好スタートを決めたマミエミモモタローは道中4番手追走。砂を被る競馬でも全く動じず、内々をロスなく立ち回ります。 好感触のまま直線を迎えるとハバナビーチ、スタビライザー、ミナックシアターの4頭による叩き合い。内ラチ沿いから鋭く伸びたマミエミモモタローが差し切りました。 「残り400mで外に出そうとしたら何頭か来ていたので、内でジッとしていました。」と”名手”川原正一騎手の好判断が光りました。 2着は大外から追い込んだミナックシアター。未勝利ではありますが、これで3戦連続の2着。3着は先行して粘ったハバナビーチ。スタビライザーは4着でした。 川原正一騎手は重賞通算117勝目。重賞勝ちは2020年の「のじぎく賞」以来3年ぶりです。 「良いポジションが取れましたね。控える競馬はプラン通りです。操縦性も良くて道中はリラックスしていました。」 デビュー前から同馬の調教に跨っていた川原騎手。攻め馬の段階で馬を前に置いて砂を被る競馬を練習。実戦形式での調教が身を結び、初重賞の舞台で能力を発揮しました。 「伸び代もありますし、これから大きい所を狙える馬ですね」と、控える競馬で結果を残した若馬の将来に期待しています。 【64歳4ヶ月27日】での重賞制覇は、※大井の的場文男騎手が持つ国内最年長重賞勝利記録を2年以上の大幅更新。歴史的偉業を達成となりました。 ※的場文男騎手 62歳0ヶ月12日 (2018年東京記念) 「記録は長くやっていたらいずれはチャンスが来るかな?と思っていました。重賞も1勝の積み重ねですので勝てば嬉しいですよ。嬉しいよりも期待に応えられてホッとした気持ちの方が強いです」。 勝利騎手インタビュー https://www.youtube.com/watch?v=fgpru7rVuYM 諏訪貴正厩舎は重賞2勝目。ブレイヴコールで勝利した2017年の兵庫ダービー以来、6年ぶりの重賞勝ちとなりました。 名付け親の"ハイヒールモモコ"さんが見守る前で初重賞制覇を飾ったマミエミモモタロー。新設重賞の初代王者に輝きました。 レース~表彰式撮影 斎藤寿一氏 ☆怪我を乗り越えて復活!ツムタイザン!摂津盃 8月11日、高配当が連発していた祝日の金曜ナイター。メインレースは真夏のハンデ重賞、第55回摂津盃が行われました。重賞ファンファーレと同時に観客席からは手拍子と大歓声が響き、会場のボルテージは最高潮。 波乱の流れを断ち切ったのは1番人気のツムタイザンでした。 大外枠に入ったツムタイザンは道中中団を追走。2周目向正面から徐々に進出を開始すると、先に抜け出したタイガーインディを直線で差し切りました。 2着は7番人気のタイガーインディ。道中2番手追走から早めに動いて波乱を演出。中団追走から追い上げた2番人気のサンライズラポールが3着。JRA実績がある2頭が重賞で意地を見せました。 兵庫生え抜き馬のツムタイザンは重賞3勝目。2020年の園田ジュニアカップ以来、2年8ヶ月ぶりの重賞タイトル獲得です。 ◎獲得タイトル 兵庫若駒賞(2020) 園田ジュニアカップ(2020) 摂津盃(2023)←New! 2歳重賞は逃げ切りと好位から抜け出しての勝利でしたが、今春に差す競馬を覚えてさらにパワーアップしました。テンションが上がらないようにソフトに仕上げた今回の摂津盃で結果を残しました。屈腱炎による長期休養を乗り越えての重賞制覇です。 レース後はツムタイザンと共にウイニングラン。ファンに向かって何度もガッツポーズをしていました。 杉浦健太騎手は重賞15勝目。2020年の園田ジュニアカップ以来の重賞制覇となりました。摂津盃は2017年のマイタイザンで勝利して以来、6年ぶり2度目の勝利です。 「内枠に先行したい馬が揃っていたので、大外枠でもいい展開なるのではと思っていました。いつも通り良い反応で動いてくれました。古馬になってから差し競馬を覚えてくれましたし、走りに幅が出てきました。本当に感謝しかないですね」。 杉浦騎手インタビュー https://youtu.be/gOwi7jgV0mk 木村健厩舎は重賞2勝目。マコトパパヴェロで勝利した2020年の兵庫クイーンカップ以来の重賞勝利です。木村調教師は騎手時代に5勝を挙げている相性の良いレース。調教師という立場でも同レースを勝利しました。 レース~表彰式撮影 斎藤寿一氏 次週の園田競馬は水木金の3日間開催。 ※「そのだサマー競馬」は次週迄です。 8月16日(水) そのだサマー競馬(開門11時45分) 17日(木) そのだサマー競馬(開門11時45分) 18日(金) そのだ金曜ナイター(その金ナイター) 8月23日(水) 通常開催(開門10時) 24日(木) 通常開催(開門10時) 25日(金) そのだ金曜ナイター(その金ナイター) 厳しい猛暑だけでなく日本列島に接近している台風にも要警戒です。皆様も気を付けて週末をお過ごしください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年08月12日 08時40分07秒
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