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2023年11月08日
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カテゴリ:坂田 博昭
水曜日の担当は、坂田博昭です。
 
 今年の門別競馬場の開催も、いよいよ最終開催。
 
 まずは、11月1日水曜日
 エーデルワイス賞当日の様子から。



 この日は、元々悪天候が予想されていまして…
 ご覧のように、日中もどんより。



 とはいえ、昼一番からいつもよりお客さん多め。
 この2日後がJBCでしたし、次週の最終日に向かってどんどん盛り上がっていく感じになればと。
 
 取材の方は、会える人ごとに積もる話もあります。



 井上俊彦騎手 58歳
 ここ何年か、毎年怪我に泣かされてきた彼。
 今年は、順調にシーズンを滑り出して活躍も、と思われていた矢先。7月にレース中の落馬事故で、また休養に入っていました。

 3ヶ月休んで、10月末の開催から復帰。会えて良かった。

「鎖骨の骨折で、まだ多少痛みはあるけれど、ぼちぼち調教なんかに乗ってみて大丈夫かなっていう感じですね。」



 もしかしたら、今季絶望、なのかと思っていました。
 だから、シーズンのラストにその姿を見ることがで来て、本当に良かった。
 先週の木曜日2日には、復帰後初勝利もあがりました。

「とにかく、(シーズンの残り)怪我をしないように(笑)」

 ほんとそれ…。まずは無事故で。
 最終週も、昨日が10鞍、今日と明日も多くの騎乗が控えています。


 もうひとり。この人も怪我の影響と向き合ってきたこの半年。



 宮崎光行騎手 今月まもなく57歳
 昨シーズンに脚を負傷して、シーズンの始まりが遅れ、レースへの騎乗も思うに任せず、それでも奮闘する姿をお伝えしてきました。(当時の記事は​こちら​)

 復帰当初はまだ脚の痛みがありそうな歩き姿でしたが、いまは歩様も大分改善。
 課題の減量も、負担重量56kgには頑張って騎乗しています。

「昔のような、馬に乗りたい乗りたい、という気持ちが薄れてきているのは事実ですね……」
 
 話を聞くと、そんな言葉が出てきました。

「周囲がまだまだ、って言うし(苦笑)。そういう声とか状況に背中を押されて、何とか頑張っている、という面はあります。」

​​

​「シーズンが終わったら医者にかかって、(骨折した部分を固定している)ボルトが外れるかどうか、診断してもらいます。ボルトが取れれば、また馬に乗りたいという気持ちも違ってくるかもしれないなと思っています。」

 限られた騎乗機会でしたが…存在感は、あったよね。復帰してから。
 先週までで、145走して14勝。10月以降で、何と5勝の活躍。
 来期は、元気な姿と、ときおり"ぼやき"を交えた「宮崎節」(笑)に行き会えればいいなと思っています。
 
 
 この日、陽が落ちる頃から稲光が遠くに見え始め、それにともなって雷鳴も轟いてきました。8レースが終わったところで、とうとう土砂降りの雷雨に。



 9Rは、こんな感じ。
 外に出て声援を送るお客さま方の熱気がすごい。

 メイン・11Rのエーデルワイス賞(Jpn3)も、雨の中で行われました。
 勝ったのは……地元勢の中でも人気の薄かった、モズミギカタアガリ


 逃げたライトヴェール(内ラチ沿い青帽)を、スティールマジック(隣の桃帽)がじわじわと伸びて捉えたところに、外から鋭く伸びてきたのがモズミギカタアガリ(橙帽)。



 黒澤愛斗騎手 11年ぶりの重賞制覇!
 デビュー16年目で、ダートグレード競走初制覇!!



 レース後、2着・スティールマジックの桑村騎手はこう話しました。

「砂を被らぬよう、思い通りのレースが出来ました。相手の決め手を称えるしかありません。」

 3着・モノノフブラックの服部茂史騎手も……

「想定通りの位置取りで、力は出し切りました。前を捕まえればと思いましたが、後ろからあの脚で来られては仕方ありません。」

 10番人気での勝利だったモズミギカタアガリですが……
 展開が向いたとか、フロックだったとは言えない勝利だったことが、敗れた騎手の談話で感じ取れます。





 「仕掛けどころだけ間違わないように」と黒澤騎手が意識していた、そのタイミングもドンピシャリ。レースとしても、最後の100mで逆転がさらに逆転を呼び、見応えのあるレースでした。
 
 
 
 翌、2日木曜日も、門別競馬場に出かけました。
 昼一番のレースで、区切りの勝利達成!



 落合玄太騎手 1レースをファットドラゴンで勝利
 全国通算600勝達成!



 今季前半に、通算500勝を達成したばかり。
 シーズン2回目の区切りの勝利となりました。



 落合玄太騎手。昨日、11月7日火曜日には、1レースから3連勝でリーチ一発!
 五十嵐冬樹調教師が騎手時代2007年に記録した年間146勝の記録を上回る、今季門別での147勝目をマークしました。たった半年、週に2~3日の競馬しかないのに、この数字は凄い!!
 
 
 その五十嵐冬樹調教師
 昨年、道営記念を勝って騎手人生を締めくくり、今年は調教師としての最初のシーズン。その半年が、間もなく終わろうとしています。
 


「あっという間の半年間でしたね。色んなことがあったけど、その都度対処していくことが出来たし、何かが凄くうまく行かなくてストレスがのしかかって、みたいなことはなかったですよ。いい半年間でした。」
 
 まず、そう振り返った五十嵐調教師。
 今季昨日までで22勝。
 勝率14%、2連対率26%というのは、リーディング上位と比較しても遜色のない数字です。

「やっぱり、『人』ですよね。」
 
 この1年の活躍の原動力を、そんな風に話します。



 管理馬の「出陣」を見守る

「人がいないと、何も出来ない。それを凄く感じた半年でした。いまスタッフが5人いて、仕事が回っています。そのことが本当に有り難かったですね。」
 
 続けて…「その分、稼がなきゃいけないんですけどね(笑)。馬が集まるか、人が集まるか、ニワトリが先か卵が先かみたいな話です。」とも。

 とても含蓄のある言葉でした。

 五十嵐厩舎で楽しみなのは、明日の最終日9R、2歳のオープン特別に出る、キタサンヒコボシ。今の時点では、来年も門別で3歳三冠を目指す、とのことでした。
 このレース、鎌倉記念を勝ったサントノーレもいて、重賞並みのハイレベルメンバー。道営記念とともに必見です!
 


 いよいよ、ホッカイドウ競馬の開催も、あと2日。
 今日8日水曜日が、道営スプリント
 明日9日木曜日は、道営記念
 
 最高のレースがみられそうですよ!



 私は、Aiba石狩のお客さま方とご一緒に、道営記念を愉しみます。
 皆様のご来場、お待ちしています!





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最終更新日  2023年11月08日 03時00分08秒
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