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カテゴリ:坂田 博昭
水曜日の担当は、坂田博昭です。
まずは、昨日までの皆さん方に続いて、私も先週行われたNARグランプリの表彰式の話。 最優秀新人騎手賞を受賞した、佐賀の山田義貴騎手を取り上げます。 「年の最後の方では、新人賞取れるかも、ということで意識し始めた」と記者会見で明かした彼。資料によると、昨年の勝ち鞍の118という数字だけでなく、勝率の16.0%というのも相当に高い数字だとのこと。リュウノシンゲンでの重賞勝利も含め、内容の濃い活躍だったと言えるでしょう。 家族になんと言われていたか、という会見での質問には、「特に何も言われていなかったですけど……」との返事でしたが…… ご家族。父上の山田徹調教師(資料写真) 義貴騎手の所属調教師でもあります。 義貴騎手本人が想像する以上に、「家族」の方が意識していたみたいで…… 「自分も、この賞を目指していましたよ(笑)」 義貴騎手の受賞を、我がことのように、というよりも我がこととして喜んでいました。 「所属調教師ですから、(義貴騎手が)勝つことが出来る馬をしっかりと集めなければというプレッシャーがありました。この期は、川崎の二人(野畑騎手と新原騎手)をはじめとして、もの凄くレベルが高いですから。受賞できて良かったです。」 父親として、という気持ち半分、そして所属の調教師だから、という気持ちも半分。そんな感じなのでしょうか。シンプルに「血縁関係があるから」ということでもなく、競馬というのはこうして様々な人々の力が集まって勝利があるのだ、ということを、改めて示した今回の受賞だったように思います。 実は、1月中旬にお目にかかったとき、義貴騎手がこの賞に選ばれるかどうか、誰よりも気を揉んでいたのが山田徹調教師でした。その翌週に受賞の発表があり、ひとつ肩の荷が下りたのではないかと思われます。 この厩舎この騎手で、次はどんな活躍が生まれるか。活躍馬の出現も自ずと期待されます。 名古屋競馬からは、通算3000賞に到達した丸野勝虎騎手も特別賞を受賞しました。 残念ながら、この日の授賞式は欠席。 現在、落馬事故による負傷で戦線離脱を余儀なくされています。 重賞競走だけでなく、日頃の平場のレースでも、丸野騎手がいないことにより調教師の皆さん方は代わりの騎手探しに苦労しているそうです。まさに「丸野ロス」状態。 いないからこそ、存在感が際立つ。 この日の授賞式でも、改めてそんな印象を受けました。 いま、名古屋競馬では、丸野騎手の他に村上弘樹騎手と丸山真一騎手も怪我のため長期欠場を余儀なくされています。丸野騎手も含め、それぞれ皆さんの一日も早い快癒とレースへの復帰を祈ります。 今週は、名古屋競馬が開催中。 ですが……すみません、全く別の仕事で私、欠場しております。 明日は、大型連休からこの季節に移った、かきつばた記念。 私は映像で楽しむことにします。 長野県・軽井沢にて 日本ミックスダブルスカーリング選手権、絶賛開催中! 来週は、笠松競馬場に取材に出かけてきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年02月28日 18時57分42秒
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