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2024年03月19日
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カテゴリ:太田 裕士
火曜日担当の太田です。


令和5年度の開催が終了しました。ファンの皆様のおかげで、前年比100%を超える売り上げを達成。今季は難しいと考える人も多かったと思いますが、本当に多くの皆さんにばんえい競馬を楽しんでいただきました。
発売金額は、55,958,001,000円 前年比100.86%。帯広競馬場の入場人員も好調で、336,289人前年度比120.17%。、昨年度を上回り帯広市単独開催最高額。記録更新となっております。皆さん本当にありがとうございます。まだまだ、ばんえい競馬を知らない人も多いかと思います。ばんえい競馬の魅力を少しでも皆さんに知ってもらえたら本当に幸いです。
今季初めてばんえい競馬に参加した方も、楽しいと持っていただけたら、ぜひ多くの方に魅力を広めてください。ばんえい競馬は人それぞれの楽しみ方があると思います。馬券はもちろん、馬、ふれあい動物園、場内イベント、我々が行っているテレビや配信などなど・・・魅力を広めていただき、さらにばんえいの輪が広がっていけば嬉しいですね。まだまだ伸びる余地があると思っております。皆さんこれからも何卒よろしくお願い申し上げます。

最終週のばんえい競馬は変則15日(金)から3日間の開催でした。最終週は多くのイベントなどで盛り上がっていましたが、その話はまた次の機会に。今回は16日(土)3歳頂点決戦イレネー記念、そして、17日(日)最終日のばんえい記念についてお話していきます。


16日(土)は3歳頂点決戦第55回イレネー記念BG1が行われました。
今年の3歳馬戦はなかなか混沌としたレースが多かったですね。そのなかで、ヤングチャンピオンシップ、翔雲賞を快勝したライジンサンが頭一つ抜け出した印象で1番人気。翔雲賞から直行でイレネー記念挑戦となりました。変則3冠となるのか大注目でした。2番人気は翔雲賞2着のミチシオ。3番人気はウルトラコタロウが推されておりました。

勝利したのはライジンサンでした。

(主催者提供)

どの馬も重量的には厳しい中、ライジンサンは道中先行集団の後ろ。第2障害で先行したホクセイハリアーが障害を仕掛けたところで、第2障害に手前。そこから慌てることなく、障害をひと腰で登っていき、降りてからは持ち味を発揮。切れを見せて残り30mで先頭に立つと、そこから突き放す展開。さすがにゴール前で一度止まりましたが、リードがあったので、問題なく立て直しての勝利となりました。2着には牝馬、黒ユリ賞馬スマイルカナが追い込んで、ウルトラコタロウが3着入線。

ほぼ完ぺきなレース運びだったライジンサン。ゴール前止まることも織り込み済みだったようで、鈴木恵介騎手も全く慌てることなくゴール。大河原調教師も唯一気になるところは1枠だったようですが、全く問題なく、鈴木騎手がうまく乗ってくれたとお話しておりました。

(主催者提供)

混沌としていた世代戦をしっかりと制して、1強という感じになったライジンサン。来年度の戦いが楽しみになりました。今後はハンデとの戦いになりそうですね。

(主催者提供)

今の所勝負付けは済んだという感じですが、まだまだ成長著しい3歳馬。来年度の世代戦はライジンサンを中心にというのは間違いなさそうですが、ほかの馬たちの成長次第では、主役交代というのもないとは限らないですね。2歳シーズンは全く活躍できなかった馬が、3歳シーズンになって急に活躍しだす馬も多くいるので、今後この世代の戦いがどのように変化してくるのかじっくりと見ていきたいと思います。


17日(日)今年度ばんえい競馬最終日は、多くのファンが詰めかけ、入場人員も昨年を超える多くのファンでにぎわいを見せておりました。
ばんえい記念は7レース。雪予報で出ていたので、いつ雪が降るのかというのも注目されておりました。何とかもっていた空模様でしたが、雪は5レースぐらいにぱらぱらと降り始め、ばんえい記念が行われた7レースは完全に雪降り馬場でのレース。開催途中から降り始めた雪ということで、馬場状況はジョッキー心理も影響するという感じでしたね。
昨年はおよそ3分半かかっていたレース時計でしたが、今年は3分切る感じかなという馬場。そんな雪降り馬場でのばんえい記念となりました。

昨年の覇者メムロボブサップが1番人気。ライバルアオノブラックが2番人気。1昨年の覇者メジロゴーリキが3番人気。

勝利したのはメジロゴーリキでした。

(主催者提供)

さすがにばんえい重量1トン。道中のペースは緩やか。それでも昨年より速いペースでの前半でした。
果敢に先行したメジロゴーリキ。有力のメムロボブサップやアオノブラックは、先行馬よりやや後ろからのレース。先に仕掛けたメジロゴーリキが1トンの重量をひと腰であげて、逃げる展開。メムロボブサップは二越。この差が大きかったですね。やはり馬場か軽くなっていたということもあり、メジロゴーリキが止まらずの逃げ。メムロボブサップは持ち前の末脚を見せるものの、前が止まらない。結果帯広記念同様のメジロゴーリキの逃げ切りで王者返り咲きとなりました。
メムロボブサップが2着。3着には5番人気のコマサンエースが入線。アオノブラックは追い上げたものの、ゴール前で止まってしまい4着という結果。

1昨年も軽い馬場の中でメジロゴーリキが勝利しているだけに、雪が降ればメジロゴーリキが有利かなと思いましたが、まさにその通りの結果でした。前日のイレネー記念同様、鈴木恵介騎手の腕が光ったレースでしたね。インタビューでもしてやったり感がある表情を見せていた鈴木騎手でした。
鈴木恵介騎手は、前日のイレネー記念に続いて勝利。この勝利で重賞年間11勝となり、ばんえい史上年間最多重賞勝利記録となりました。松井浩文調教師はばんえい記念7度目の勝利。自身が持つこれまでの記録更新しております。

(主催者提供)

騎手も、調教師もインタビューで、これが引退レースと話していたので、有終の美を飾ったということになるのでしょう。



父、ニシキダイジン同様に、ばんえい記念は1年あいて2度勝利。すごく縁を感じますね。メジロゴーリキも同様にいい子どもを輩出してくれることでしょう。産駒たちの活躍に期待せざるを得ません。

(主催者提供)


メジロゴーリキの勝利が賞賛に値することは間違いありません。
いくら軽い馬場とは言え1トンのレース。それをひと腰で障害をあげてくるのはすごい。10年前ではありえなかったことだと感じます。雪が降った馬場でも、障害をひと腰で上げてくる馬はいませんでした。近年のばんえい記念を見ていると、障害のかかり方が変わってきているように感じます。ひと腰、またはふた腰。ばんえい記念というレースが一般のレースの障害と変わらなくなってきている。それだけ馬の能力が上がってきているということでしょう。
正直、ひと腰、障害降りてから一度も止まらないレースは、ばんえい記念という感じがしません、障害で何度も腰が入って、降りてからも何度も止まってゴールを目指す。そんなレースに魅力を感じている方も多いのではと思います。
馬の能力に合わせて、変化していかなければならないと感じた次第。
その昔は帯広の第2障害の高さは1.7mありました。4市時代は帯広の障害は難しいといわれておりました。現在は1.6m。帯広1市のみの開催となり、デビュー時期の2歳馬にとって厳しいということもあり、障害の高さが変わったと記憶しております。
その点からいって簡単なことではないですが、近年のばんえい記念を見ていると、障害の高さを元に戻してもいいのではと感じた次第です。例えば、毎年冬に向けてゴール前の砂障害を撤去するときに、第2障害の高さも変化させてもいいのではと思います。2歳もこの時期になれば、成長もしてきている。ひと腰勝負となっているところに変化をもたらせても良いかなと感じております。
この事柄だけではなく、ばんえい競馬は過渡期。中身についていろいろと進化させていかなければならない時かと思います。簡単なことではないですが、みんなでいろいろとアイデアを出し合って、これからのばんえい競馬をいかに面白くするか考えていかなければならないと思う次第です。


16日のイレネー記念と、17日全レース、令和6年能登半島地震で被災された方への復興を支援するため、被災地支援競走としてレースが行われました。多くの皆さんに馬券購入していただき、ご協力本当にありがとうございました。
支援競走の発売額は671,291,000円。そのうち1%にあたる6,712,910円が日本赤十字社を通じて被災地へ寄附いたします。
競馬が少しでもこのような時にお役に立てるのはすごくいいこと。騎手や調教師も積極的に支援活動に参加しておりました。被災地が一日でも早く復興することを願っております。ばんえい競馬は支援競走するのは初めてのこと。そういう仕組みは今までなかったとのことで、議会に通してこのような仕組みができたのは素晴らしこと。本来地震などの被害はない方がいいのですが、また、同様なことがあれば、積極的に支援活動の輪を広げていければいいですね。


楽天競馬で​はばんえいアワード2023​の投票を受け付け中です。



2023年度を通じて活躍した馬・馬主・調教師・騎手を表彰する制度。ファン投票にぜひご参加ください。ファン投票に参加していただくと、抽選で素敵なプレゼントをゲットできるチャンス。締め切りは来月4月7日までです。忘れずに​投票今スグ​お願い致します。


さて、早くも来シーズンの準備が行われております。
馬場の砂の入れ替え作業が、開催終了翌日早速行われておりました。





令和6年度の開催は4月19日(月)からです。およそ1か月のお休みですが、我々も英気を養って次年度の開催へ準備を進めていきたいと思います。





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最終更新日  2024年03月21日 00時55分03秒
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