カテゴリ:考
立つ・足を出す・組む、という点まで考えてみたので、今度は組んだ際のポジションについて考えてみたいと思います。
前回、組むことについて触れたのは、「クローズドポジション」と呼ばれる、通常の組み方です。 スタンダードダンスでは、「クローズドポジション」のほかに、代表的な組み方として「プロムナードポジション」があります。 (以下CPとPP) CPが前後への動きを行うためのポジションだとすると、PPは左右への動きを行うためのポジションです。 私も含めてこのPPに関する誤解は、非常に多いのではないかと思っています。 組みはじめからPP、というのはありえないので、CPからPPへ移行していきます。 ただし、PPが最終的にどのような形になるかを理解できていなければ、CPからPPへの移行はできません。 もっともシンプルにCPからPPへ移行することを考えたいと思います。 (スウィングの中での移行や、タンゴなどで他のアクションを行いながらの移行ではない、ということです。) とても重要なことは、リーダーの体幹部(腰・胸)ならびにホールドに関しては、ほとんど動きがあらわれないという事です。 右足のボール(拇指球)の上でつま先を進行方向(左方向)に少し回転させること、それに伴って少し膝が回転すること、そしてそれに伴いほんの少し骨盤が左回転すること。 ネックは、やや左方向に回転をおこし、左ホールドのグリップやや上方に視線を移すこと。 以上のような、ほんの少しの変化しかリーダーには発生しないことを理解する必要があります。 よく見かける失敗は(もちろん私も含めてですが)、PPに移行する際に体幹部の動きが大きすぎ、パートナーとのバランスを崩してしまう、ということです。 リーダーは柱として動かない、ということを考慮する必要があります。 パートナーに関しては、リーダーと違い、回転動作が発生します。 ただし、大きな体重移動がおこるわけではありません。 リーダーと同じく左足のボールの上で右回転が発生し、膝、骨盤、腰、胸、ネックも回転をおこします。 リーダーの体に対して、約15°~30°回転が生じている状態と考えられます。 シンプルにCPからPPへ移行すること、それはリーダーはほとんど動かず、パートナーがリーダーの右サイドで若干回転動作をおこし、少しだけ体を開く事と考えられます。 ここで、大事なポイントをひとつ。 CPからPPへ移行するという練習は、行う頻度も高く、スムーズにできます。 反対に、PPからCPへ移行するという練習は、ほとんどの方がやっていないと思います。 意外にこのときの体の操作方法が体になじんでいないため、踊りの中でスムーズに移行できず、トラブルとなるケースが多いのではないかと思います。 一度練習の中にとりいれてみることをお勧めします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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>noko3さん
あの本はかなーりマニアックでしょ? 俺も読んでて「???」だもん…。 あのHPもあるから見てみれば? http://www.zenshin-k.com/ 実は今度セミナー行くんだ! ちなみにこのブログ、それほどは難しくないでしょ? (2005/10/17 08:58:48 PM) |
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