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カテゴリ:読んだ本
(実家から更新)
タイトルに惹かれて手にした1冊。はじめて読む作家。 今日は、新幹線の中での読書。名古屋-東京間で軽く読み終える分量(185ページ)。 ---- 「もしも、いつかわたし以外の人を好きになったなら、そのときは、一番最初に私に言ってね」これが、優美が雪道とした最初の約束。 そして、2年と少したったとき、雪道はこの約束を守り、優美に告白する。 雪道が次のアパートを探すまでの1ヶ月の間、優美は同じ屋根の下に住み続けることを提案し、奇跡がおこることを祈っていた。 昨日までは近くにいたのに、急に遠くなった二人の切ない1ヶ月。 ----- ちょっと前の私だったら、この手の恋愛小説は手にとることができなかったと思う。 主人公に気持ちにシンクロしすぎてつらいから。 文中、優美が、過去の恋人たちを心の中で死んでもらうことにしたというくだりがある。わたしも、あのとき、そう思った。 わたしの好きだったあの人は、死んでしまったと思えばいい。 そうすれば、残るのは、その人のやさしかった頃のいい思い出だけになるからと。 ---- 優美は、「きっと、きちんと失恋できたとき」「一度でも本気に好きになった人は、みんなみんな幸せになってほしい」と気づく。 そして、優美はきちんと失恋することが出来た。 ---- わたしの場合は複雑だ。失恋したけど、家族でありつづけているから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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