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カテゴリ:その他
朝鮮日報より南大門放火犯逮捕 600年の歴史を誇る崇礼門(南大門)が廃虚と化した今回の放火事件。逮捕されたチェ・ジョンギ容疑者(69)が、犯行に及ぶのにわずか5分しかかからなかったことが、供述から明らかになった。チェ容疑者は10日午後8時45分に崇礼門に侵入し、悠然と楼閣2階に登り、シンナーをまいて火を放った。そして、5分もたたないうちに現場を離れた。誰の制止も受けず、走って逃げる必要もなかったという。現場に出動した消防隊員や警察、警備会社職員は容疑者の後ろ姿すら見ることができなかった。 ◆犯行前に綿密な下見 合同捜査本部は12日、チェ容疑者が犯行に至るまでの足取りを明らかにした。それによると、チェ容疑者は当初、ソウル市鍾路区の宗廟(朝鮮王朝歴代君主の位牌〈いはい〉を祭る史跡)に放火することを計画したが、警備が厳しいためにあきらめ、代わりに警備が手薄な崇礼門を犯行現場に選んだ。容疑者は昨年7月と12月に崇礼門の下見を行い、夜間と休日には警備が手薄になることや、午後8時以降には管理担当者が誰もいなくなることを把握していた。捜査当局はチェ容疑者が崇礼門の状況を完全に把握した上で犯行時間を決めたとみている。 チェ容疑者は2006年4月に鍾路区にある朝鮮時代の王宮、昌慶宮の文政殿に新聞紙とブタンガスボンベ4本で放火した前科があったが、今回は放火にシンナーを使った。捜査関係者は「文政殿の放火ではガスボンベが爆発する音で現行犯逮捕されたため、容疑者は音が出ない上、引火性が高いシンナーを選んだ」と説明した。容疑者が準備したのは、アルミ製のはしご、シンナーが入った容量1.5リットルのペットボトル3本、ライター1個だけだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年02月13日 22時32分45秒
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