でんきやかん

電池式送風器と塗装マスクをセットしたもの

ちょっとした工作で、製作可能ではないかと考えるが・・この送風マスクがあれば、塗装屋さんの喘息は無くなる？家具塗装や自動車修理工場等の塗装ブースでは換気は行われているが、塗装工は空気中に飛散した塗料を吸っている。作業マスクを使用するのは安全面を重視する余裕のある大きな工場で、一般的には労働衛生は軽視されている。毒性溶剤(シンナー)も悪いが、ポリウレタン(低分子イソシアネート)は最悪だ。慢性化すれば喘息を起こす。近年、塗装は硬くて艶のあるウレタン塗装が主になってしまった。スプレー塗料でもソフト99２液ウレタン(クリアー塗料)が発売になっている。ソフト99の成分は詳しく言えば「アクリルウレタン」というものです。
一方、プロ用のウレタンは「ポリウレタン」というもので、厳密に言えば塗膜の厚みなどに違いがあるのですが、気にするほどではありせん。今までのアクリル塗料に比べれば全くの別物だ。自分で車体等をリペアーする人には有り難い商品だろう。

イソシアネートによって一度炎症にかかったりすると、身体がイソシアネートに対して敏感になり、イソシアネートに触れるとすぐに再発するようになることが知られています。したがって、保護具の着用を厳守し、中毒や炎症にかからないようにすることが大切です。気管支炎にかかりやすいなど、呼吸器系が敏感な人や、既往症のある人、皮膚カブレを起こしやすい人、アレルギー体質の人は、はじめから塗装作業などに従事させないようにすべきです。しかし、現実は長年の仕事で肺がやられるわけだ。

二液形ポリウレタン樹脂塗料（ベースとイソシアネート基を含む硬化剤とをセットにした常温乾燥形塗料）は常温硬化でありながら、熱硬化形と同様な強靭で対侯性に優れた塗膜を得ることができるために、現在では、自動車、車両、建築、建造、木工などに広く使われています。この二液形ポリウレタン樹脂塗料は硬化剤にイソシアネート化合物を使用しています。イソシアネート化合物は反応性が強く、粘膜や皮膚に触れるとかぶれを起こしたり、気化した蒸気や硬化剤に配合した塗料を噴霧状態で収入すると中毒症状を起こすことがあります。したがって、二液型ポリウレタン樹脂塗料の使用に際しては、安全衛生上常に十分な防護措置を講じる必要があります。