|
カテゴリ:カテゴリ未分類
今、大規模な太陽フレアが地球の方向に放出され、世界中が注目している大規模な太陽嵐が発生するかも知れない。そうなると電力網や通信に支障が出る。低緯度地帯では太陽の放射線(X線)被害が出るかも知れない。この問題は文末に書いておきます。
太陽は現在、ここ何年も観察されたことのないような規模の巨大な黒点群が地球の方向を向いており、大規模な太陽嵐が発生する恐れがある。 NASAの太陽研究者たちは、10月17日に太陽の東端の表面に活動領域(AR)2192と呼ばれる巨大な黒点群が出現したのを確認。それがやがて途方もない大きさになることは、その時点でわかっていた。太陽の自転に伴い、黒点群はここ数日で次第に姿を現し、今では木星ほどの大きさ(直径約14万キロ)になっている。現在までのところ大規模な太陽嵐は起きていないものの、今後Xクラスのフレアが発生すれば、コロナガスと呼ばれる荷電粒子の巨大な雲が地球に向かって噴出される可能性があるという。 太陽活動は約11年の周期で活発化と沈静化を繰り返し、現在は2008年1月ごろに始まった「サイクル24」に当たり、黒点数が最大になる「極大期」である。NASAの太陽観測衛星ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SDO)では、巨大黒点の動きを継続的に追跡。これまでにCクラス(小規模)の太陽フレアを27回、Mクラス(中規模)を8回、Xクラス(最大規模)を2回観測している。 太陽というのは核融合の塊「裸の原子炉」なので、そこから強い放射線が宇宙空間に放射されている。太陽の活動が強くなれば、宇宙放射線が飛ばされる。逆に太陽活動が弱い時は、宇宙放射線が地球を貫通する。約15億年程前、最初の生物が吐き出した酸素が上空に上り、成層圏でオゾン層を形成した。このオゾン層が紫外線を防いでいる。しかし、太陽の活動が強すぎると循環層を貫通して地表に太陽放射線が降り注ぐ。この時、穴ぐら生活をしていた人間は生き延びたが、インカ帝国の人達は太陽放射線で滅びたのだ。低緯度地帯では太陽の日差しが強い。同様に太陽放射線も強いはずだ。人間がある程度、放射線に対して耐性を持っているのは、生命の起源に由来している。 生物がこの地球に誕生したのは37億年前と言われています。最初の生物は海の中で誕生しましたが、その生物が海水面に上がってくると、すぐガンになって死んでしまった。原因は太陽放射線でした。植物全盛の時代になると大気中の炭酸ガスが吸収固定された為、大気中に酸素が多くなり、オゾン層の元が出来た。太陽放射線を防いでいる電離層は、大気中の気体の種類と密度、受けるエネルギーによって層を形成する。 電離層の電離ガスのつくられる割合は、「電離される大気中の気体の密度」と「電離を引き起こす極端紫外線やX線の強さ(波長の短さ)」の掛け算になります。高度が上がりすぎると、太陽から放射される極端紫外線やX線の強さは充分強いですが、電離される大気中の気体の密度が薄くなります。そのため電離ガスはあまり作られません。逆に、高度が下がりすぎると、電離される気体の密度は高くなりますが、極端紫外線やX線は途中で吸収されてしまい、やはり電離ガスはつくられません。電離層もオゾン層も原理は同じで、『吸収→反応→放出』です。 電離層は、極端紫外線(X線など)を吸収し、「電離→再結合」することで紫外線B・Cを放出します。 オゾン層は紫外線B・Cを吸収し、「励起→遷移」することで紫外線Aを放出します。 その放出された紫外線Aは、オゾン層付近で原子・分子に吸収されますが、原子・分子を電離・励起するほどのエネルギーはありません お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年11月05日 17時25分54秒
コメント(0) | コメントを書く |