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米軍のシリア内戦干渉について、イラクやリビアのようになるだろう。隠しても石油利権が目的なのははっきりしている。日本も米国の片棒をかつぐのか・このままの状況では非常に危険である。
アサド政権が崩壊することはあるのだろうか? シリアも、かつてのイラクやリビアのように、治安機関や秘密警察の恐怖支配に民衆は口をつぐんでいる。 人口の約12%という少数派のイスラム教アラウィ派のアサド家による支配が続いている。少なからぬアラウィ派の国民がアサド大統領を支持している。 反体制派はトルコやレバノンなどを拠点に、アサド政権打倒の工作を進めている。 アサド政権はロシアや中国、イランの支持を受けており、単独では存続不可能である。 トルコ政府はシリアの反体制武装組織を受け入れており、反体制工作の拠点になっている。シリア政府軍が反体制勢力掃討を強化する北部から連日、数百人規模の難民が追われるようにトルコ側へ逃げ出している。 シリア当局は、外国メディアへの取材ビザ発給を制限しており、一部の外国報道機関がこうした経路でシリアに潜入し、取材活動を続けている。 最近もこうした経路でシリアに潜入したフリージャーナリスト2人がシリア政府軍によって殺害された。 ロンドンに拠点を置く人権団体「シリア人権監視団」によると、昨年3月に始まった反体制派弾圧に絡む死者は1万人を超えた。 アサド大統領は改革を何度も約束したが、いまだに実現していない。政権中枢部は腐敗し切っており、こうした構造が政権の隅々にまで行き渡っているという。 これまで米国はシリア内戦で、過激派組織「イスラム国」(IS)などテロ組織の掃討作戦を進める一方、アサド政権に対する攻撃は避けてきた。軍事攻撃により、内戦は新局面を迎えた 米軍は6日夜(日本時間7日午前)、シリアの軍事施設を標的に巡航ミサイルを発射し、アサド政権に対して初めての軍事攻撃を行った。巡航ミサイル59発を撃ち込んだ。 トランプ米大統領は対シリア攻撃を発表し、アサド政権が「禁止された化学兵器を使用したことに議論の余地はない」と述べ、シリアで猛毒の神経ガス、サリンの疑いがある化学兵器が使用されたとみられる攻撃の対抗措置だと明らかにした。 標的はシリア中部ホムス県にある飛行場で、ロイター通信は「滑走路と航空機、燃料設備」を狙ったと報じた。米軍によれば、航空機などを破壊した。 シリア北西部イドリブ県で化学兵器が使用されたとみられる空爆について「米側が得ている情報ではアサド政権に責任がある」と言明した 米軍の攻撃では、シリア中部ホムスにある空軍基地が標的となった。この基地は、化学兵器による空爆で使われたとみられている。 オーストラリアのターンブル首相は7日、シドニーで記者会見し、シリアのアサド政権による化学兵器使用は「ショッキングな戦争犯罪だ」と非難、米国が巡航ミサイルによる攻撃で対抗措置を取ったことについて「速やかな反応を強く支持する」と表明した。 ロシアのペスコフ大統領報道官は7日、米国によるシリアへのミサイル攻撃について「プーチン大統領は、でっち上げた口実に基づく、国際法に違反した主権国家への侵略と考えている」と非難した。ロシアはシリア上空での偶発的衝突を回避するための米国との合意を停止した。 ロシアと米国はシリア上空で軍用機が飛び交う空域で事故が発生するのを回避するため両軍を直接結ぶホットラインを設置していたが、ロシアはこの合意を停止すると発表。 米ロ間の緊張が突然、高まった。ロシア側は米国の行動が両国関係に「相当大きなダメージ」を与えるだろうと言明した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年04月07日 22時12分00秒
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