テーマ:香水(941)
カテゴリ:<香水>
【コンセプト】 「咲き誇るユリそのものの香り」を目指したゴージャスで濃密なカサブランカの香りには、 特別なパートナーシップを結ぶ花農家で栽培された「ユリの女王」と称される カサブランカを摘み取って抽出したエキスがアクセントとして使用されています。 ひと吹きすればカサブランカらしい濃厚な甘さ、また媚薬的とも言える唯一無二の芳香が感じられ、 まるで青山フラワーマーケットのショップで花に囲まれているような感覚を彷彿とさせます。 ■感想:私の好み度<50> カサブランカからのミモザ×ほうじ茶。 青山フラワーマーケットの香水『ローズ(2023)』での再現性の高さに、 「さすが花は花屋!」とやや盲目的に続けて買った 『リリー(2023)』『スイートピー(2024)』『ガーデニア(2024)』。 ローズ以降の3作は「うぅぅぅ、うーん??」 「おぉぉ!立派なカサブランカが咲いているよう…」 と優美な甘さのホワイトフローラルが広がることから始まり、 数分すると茎のような青みも含んだスパイシーなパウダリーが目立ちはじめ たしかにそれもカサブランカらしさのひとつですが トップで感じた表現は消されてしまいます。 さらに進むと、ほんのりとですが薪を焚べ火がつき少し暖かい香ばしさとなり ウォームスパイシーなフローラルな焙じ茶のようになります。 イランイラン・カーネーション・チューリップ・バニラを混ぜたような感じは 体温湿度が低ければパウダリーなミモザのような香り。 花を嗅ぎ「このままの香水があれば…」と思うこともありますが この『リリー』のように生花で感じる『いい匂いとそうでない匂い』が混在する点までも 忠実に再現されたものに実際に出合うと 香水にするには色気を足したり、マスキングすることも必要と いつもよりすこーし深く考えるきっかけにもなった香り。 ■拡散性・持続性 拡散性は普通からやや強め。 持続性はEDTにしてはやや長め。 カサブランカのホワイトフローラルよりも モワッとしたウォームスパイシーなフローラル部分が長い。 ■液の色・ボトル 液は無色透明に近いですが少しグリーンがかったイエロー。 キャップは円柱形、ボディはどっしり円柱形でクリアガラス。 スプレー部分は艶ゴールド、アトマイザーは固定で取り外し不可。 白ラベルに黒で品名など。タグにはカサブランカ。 紙箱は淡いグリーンがベース。 ■季節 春。秋。空気が乾燥した日。 ■年齢 不問。女性向き。 ■リピート なし。 トップの「リリー・カサブランカ」がメインなら使いやすく受けやすいですが、 リリーが苦手な人が理由に挙げそうでもある モヤモヤした生臭みのある部分が8-9割を占め長く続く場合が大半で、私も該当。 ただイランイラン好きならエキゾチックなジャスミンティー系といった捉え方もでき ディオール『ディオリシモEDT(2009)』のミュゲとクリアさを消し ラストのイランイランをやたら濃厚にした感じ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.07.02 07:00:00
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