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テーマ:楽器について♪(3601)
カテゴリ:アジア
「ミュージシャンは一度は行った方がいい」とよく言われる国
インド。 確かにインド音楽はあらゆる意味で度を越している。 楽器の種類、テクニック、音楽的思想、どれも一筋縄ではいかない…っていうか一言でいうなら “難しいっ!”と。 しかし一度それにハマッてしまうと容易に抜け出すことができなくなるのも事実。 音楽的な理論とかはボクは知らないが、なんか凄いんです。 ある意味、プログレッシヴ・ロックを愛する気持ちと似ているような気がします。 さてこのカセットテープですが、これは確かシンガポールのインド人街で見つけたもの。 その頃はすでにインド音楽の凄さを知ってはいたものの、それは映画音楽だったり、超有名なラヴィシャンカールやジョージハリスンだったりと、言うなれば聴きやすい“ポピュラー音楽”の範疇のものだったんですね。 まぁインド音楽ってのはもっと深いものがあるだろうことなど想像に容易いことで日本に居ては到底入手できない音楽がたくさんあるわけですよ。 ボクはそういう音楽がもっと聴きたくて海外に行った時は必ず一人でインド人街に出向き、音楽を漁ってくるわけです。 もちろんハズレもありますよ(苦笑)。 アホみたいなディスコ音楽だったりすることが多いんですが、まぁ高くても500円未満の商品が多いので諦めはつきやすいです。 そんな中、出逢ったのがこの『TAMIL DEVOTIONAL HITS ON LORD MURUGAN』です。 一応神様に捧げる宗教音楽的なもののようですが実際はどういうスタンスのものかはわかりません(汗) しかし、このかわいいジャケットを見る限りはそんなにディープではないだろうなぁ…と推測してみる。 詳しい人、教えて♪ もちろん歌っている内容もまっっったくわからないのですが、それはいつもの洋楽を聴くが如く演奏のみに集中させて聴いてみる。 しかしホントこれは“超絶”という言葉がピッタリくる、それはそれは凄いテクニックの応酬ですよ。 洋楽ロックファンにわかりやすく言うならば…うーん、フランクザッパ集団のインド版です♪ 変拍子というかポリリズムというかカオス状態のリズムセクションにまず殺られる! その中でもタブラという打楽器の奥の深さとそれを完璧に演奏する演奏家の技量に脱帽です。 タブラについてはるんたさんのブログにしっかり書かれていますのでそちらを参照してください。 ボクもタブラの教則ビデオを持っているが、正直 “わけわからん” です(笑) 叩き方だけでも何種類もあり、しかもそれは師匠の声を頼りに覚えていく…。 とりあえずバカでは無理 (^^;.... ってことですよ。 さすが “0”の国です。 その恐ろしいリズムに乗ってシタールなどの弦楽器や笛(?)によるオリエンタルな旋律、独特な発声法によるボーカルと摩訶不思議な言葉のリズム。 インド音楽を構成するそのすべてが既成の概念を打ち砕いていく。 目からウロコ。 本当に失禁ものの衝撃です。 ジョンマクラフリンが目指した究極の音楽がここにある …かも? (ちょっと弱気^^;....) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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