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テーマ:クラシックロック(754)
カテゴリ:この曲大好き
『戦慄の王女』 QUEEN (1973年) 記念すべき300件目はやはりクイーンを取り上げたい♪ これで4回目だけど、まだ1stアルバムです(苦笑) だって中身が濃いんだもんね。 でも今日はこれに並行してもう1枚取り上げますよ。 さてこのアルバムを語る上でどうしても避けられないバンドがある。 それがクイーンの前身バンドであるSMILEである。 ギターのBrian MayとドラムスのRoger Meddows Taylorが在籍していたバンドでもうひとりは第3回で紹介した「Doing All Right」で名を連ねているTim Staffelという人物であった。 3人はそれなりに活動を続けていたが、Timのルームメイトで何かとSMILEの音楽に口出しする男がいた。 彼こそFreddie Mercuryその人であった。 SMILE解散後、FreddieはBrianとRogerに声をかけてバンドを結成。その後ベースにDeacon Johnが加入してQUEENが誕生した。 『At The Beeb』 (1989年) これはクイーンが有名になってからリリースされた昔のライブ音源を集めたCDだが、興味深いのはデビュー前の音源が収録されていることとかなりハードロック寄りの演奏を高度なテクニックでしていることだ。 1stアルバムは1973年7月リリースだったが、このアルバムの前半4曲は半年ほど遡る同年2月に収録されている。 しかも複雑な「My Fairy King」や「Liar」を巧みなアレンジとテクニックで見事に演奏しきっているのに驚く。 コーラスワークもライブとは思えない程しっかりしているし、Brianのギターもすでに在り得ない音色で完璧に弾きこなしている。 そして実はもうひとつ重要なポイントがある。 後半4曲の演奏は1stアルバムがリリースされた後の収録(1973年12月)のものだが、注目すべきはラストに演奏された「Son And Daughter」のギターソロだ。 この曲は1stアルバム中最もへヴィなナンバーで引き摺るような重いリフがクイーンらしくないと思えるほど異色のナンバーだが、このライブの時点でなんとあの「Brighton Rock」のギター・オーケストレーションを再現しているのだ。 別名“津軽三味線ソロ”とも呼ばれているあのBrianの代名詞にもなっているギターソロだ。 まだ荒削りながらもすでにその骨子は出来上がっていた事に驚きを隠せない。 未聴の方はぜひもと聴いていただきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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