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2021.12.30
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2021年12月30日
★★★★
麻見和史の「蝶の力学」を読んだあと、年末の大掃除もあり今年はこれで読み納めと思っていたが、今年の読書目標を年始に年間24作と決めていたので読書した冊数を数えると25冊だったので目標達成だと思ったが作品数で数えると23作と1作足りないではないか…。ちょっと考えて2日程度で読み終えそうな300ページ程度のものを本棚から探していると丁度良い長さで更に2年以上読んでいない井上夢人の本作が目に止まり早速年末のテレビを我慢し少ない時間を見つけて読んでみることにした。

牛丼屋でアルバイトをするシュンペイにはフリーターのヨーノスケと、パチプロ並の腕を持つイッカクという同居人がいる。ヨーノスケはまだ開発途上だが超能力者である。その噂を聞きつけ、なぜか美女たちが次々と事件解決の相談に訪れる。ミステリ小説ファンのイッカクの論理的な推理をしり目に、ヨーノスケの能力は、鮮やかにしかも意外な真相を導き出す。(BOOKデータベースより)

本作は全7編で構成される一風変わった超能力物?と言っていいのかわからないが、全編お決まりの掛け合い漫才のようなワンパターンの繰り返しであるが、これが決して最後まで飽きさせないのがさすが井上夢人と思わせる魅力的な作品である。まぁこんな気軽に読める作品もいいのではないかと…。またこんな作品だからこそ年末の忙しい時期に読み終えられたのかもしれない。
内容はというと牛丼屋でアルバイトをしているシュンペイを毎回美人の女性が訪ねてくる。依頼を受けたシュンペイは超能力者のヨーノスケに引き合わせ、ヨーノスケが超能力に悪戦苦闘しているところにイッカクが割り込んで勝手な理屈を並べて独自の推理を展開する。イッカクのその推理を聞いた依頼者の女性は猛ダッシュで帰って行く。そして後日お礼に来た依頼者から笑わせるような真相を聞かされてちゃんちゃんとなる。 
3人の異なるキャラクターの魅力が最高に面白い。いずれもどこかずれている3人が本作の大きな魅力であり、このうちの一人が欠けても本作の魅力は半減するだろう。全作品を通して謎解きとしても面白いのだが、一つ気になるのは内容にまったく関係ない各編のタイトルの真意を聞いてみたい。
次は井上夢人の長編を読んでみたいと思う。





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最終更新日  2024.04.24 22:38:54
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