カテゴリ:地球に優しい
プラスチックは普通、石油から作られるが、
植物から作るプラスチックをバイオマスプラスチックと言うそうだ。 日本バイオプラスチック協会というサイトもあるほど。 石油から作ったプラスチックを燃やすと、大気中の二酸化炭素が増える。 一方、植物は大気中の二酸化炭素を取り込んでいるので、 植物から作ったプラスチックを燃やしても、元々大気中にあったものが戻るだけなので 二酸化炭素は増えない。 カーボンニュートラルというわけ。 バイオマスプラスチックかどうか、見分ける方法がある。 大気中の二酸化炭素には放射性のC14が微量含まれている。 これは宇宙からの放射線による反応で大気中に自然に発生するもの。 大気中の二酸化炭素を取り込んだ植物の中にもこのC14が含まれている。 一方、石油は古代にたい積した植物から出来たものなので、 C14は減衰してほとんど無くなってしまっている。 だから、プラスチック中に含まれるC14の量を測定すれば、 バイオマスプラスチックかどうかわかるそうである。 ところが、1960年代の冷戦時代に大気中核実験が行われた影響で、 この頃、大気中のC14の量がものすごく増えたそうだ。 だから、この時代の植物を使ってバイオマスプラスチックを作ると C14の量が多くなり、少しくらい石油から作ったプラスチックを混ぜてもばれないそうだ。 へ~っ!恐るべき核実験! しかし、そんなとこまで、一生懸命分析しなくてもいいような.... 最近は、分析技術が進歩したもんだから、何でもかんでも分析しちゃうからなぁ~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 8, 2007 12:23:28 AM
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