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ホストが「もてる」のかどうか?)
これについては、リョウさんと林太郎さんが女装してホストクラブに潜入取材までした結果を話していた。
林太郎さんと一緒に間島の会社の仕事をしていたモトさんのクライアントにホストクラブがある。もう4店舗展開といううまく行っているホストクラブで、勝因はもちろんスタッフィングによるところが大きいのだろうが、営業時間を他店と変えたことによって、**選手の奥さんが来たりとか、かなり上客を捕まえることに成功しているらしい(そういえば、スタッフにもと甲子園球児が多い)。
リョウさんと林太郎さんは眉毛を髭剃りで剃って、巻きのズラで顔型を隠して、「アキラ」と「ジュン」という性別不明の「もの」としてモトさんのクライアントの店に向かった。
モトさんのクライアントは一見しておとなしめのキャバクラといった感じだった。
4人のホストが席を訪れて、名刺を置いていったが、それといって「おかまバー」のような「ネタ」を仕込んだ会話を持っているわけでもなかった(「あたしたち、養殖物なの~」「おかま便利よ~、一家に1台」のような、繰り返し使ってそうな「ネタ」)。シャンパンコールをお願いした。照明が落ち、フラッシュライトになり、音楽が変わり、周囲にそれとわかるようになり「今日は(シャンパンのコールリーダー★)」「今日は(周りを囲むホスト○)」「アキラさん(★)」「アキラさん(○)」「ジュンさん(★)」「ジュンさん(○)」~と掛け声をかけていく。要はシャンパンのコールリーダー★が「今日はアキラさんジュンさん、すてきなアキラさん、かわいいジュンさん、**に来てくれてありがとう」といった思いついた言葉を周りではやしたてる。ここで、マイクを渡されるのだが、なさけないことに、リョウさんと林太郎さんは「**サイコー」というくらいしか言えなく、帰り道「あれは、なにか考えて行くべきだったね」ということを話した。
そのあとに、リョウさんが
「んだな。んだけっと、コハルの居たメイドカフェもよ、客はのれねーようにみえっけっどな」と言った。
林太郎さん「どういう意味ですか」
リョウさん「だれー、おかえりなさいませご主人様っていわれたらや、ふむ、今日はなにかかわったことはなかったかねとか言うのが主人だべや」
林太郎さん「あ、なるほど」
リョウさん「あ、すいません、とか客言うべ。あれではご主人様でなくて、そのメイドの屋敷のある土地で働かせてもらっている小作人だべや」
林太郎さん「たしかに、メイドカフェに来ているご主人さまは気をつかっているひとばっかりですね」
もう一件、せっかくこの格好なのだからと、モトさんのクライアントの競合店まで行ったが、そっちは、入り口からギラギラして、スタッフの畳大の写真が5枚くらい客を迎えるというエントランスで、おじけづいてやめて帰った。
リョウさん「**でや、シャンパンコールのあとにあの写真の名刺渡したコ、林太郎さんになんていってたのや?くどかれたのすか?」
林太郎さん「いえ、『男性が来ても大丈夫ですよ』と耳打ちされました」
リョウさん「なんだ、わかっでだのかや」
林太郎さん「いえいえ、わかんないほうが不思議ですって」
リョウさん「んだか、んだったら、眉そんでなかったぁ」
そして、ホストが「もてる」のかどうか?については…