洞窟ホームレス株式会社VSFXマルチ商法詐欺

ショウタのスカウトしたコ）

立町のドンキホーテの前で小出のためにスカウトしたコ。
恵庭市のコ。
親の会社が、98年5月の北海道拓殖銀行の経営破綻のあおりをうけて倒産した。大手の金融会社やアメリカの自動車会社ビック3は国から資金をもらうのに、どうして自分たちは苦しいのかわからない。

母親は毎日ため息をつくようになる。
父親はそのような母親の態度に焦るが、正規雇用の職が見つからない。

1社1人の求人に2-30人が殺到することがほとんどらしい。※
※北海道は中小地場産業自体が瀕死の状態で経営していて、いつでも倒産しそうな状態が多い。

父親の年齢では、書類選考でほとんどが落ちて、面接にたどりつくのも至難のわざらしい。
父親は若者向けの雇用関係の窓口はあるのに、中高年は厳しいと言っていた。
子どもの進学などで経済的負担が増すのに、老眼など肉体的に老いを実感し始める中高年はどうすればいいのかというのは娘でも感じた。
父親はアロエ販売の事業に誘われる。家中黄色いボトルだった。「アジアの恵まれない子供たちへの海外教育支援活動」とか社会貢献活動とかをしている会社だった。
縁故関係による採用が中高年は多いのに、それをことごとく壊すようなマルチやっている父親はばかだと思う。

専門学校に入るために仙台に来る。
テレアポの会社でバイトをしながら学生時代を送る。
そのままテレアポの会社にいるが正規雇用ではない。会社の友人の紹介でクラブ（ホステスのいるほう）でバイトをし、その客にセクキャバを紹介される。

小出に面接、『プラチナ』に１体※して、常勤になった。（※1日体験入店）
『プラチナ』は奥さんがきりもりをしている。顔写真がＨＰに出ているが、ほとんど在籍していない。昼間もやっていることになっているが、実際には夜の営業のみ。書面上のオーナーの小出は野球賭博の元締めとまちきんの取立てで小銭を稼いでいる。
「ショウタくん、彼女『ユリア』に連れってって｣と言われ、『ユリア』というホストクラブで「夕聖」（ゆうせい）の客になる。「夕聖」のためにバンスで６０万円。返済が月１８万円取られる。

『ユリア』はお店のインディーズビジュアルバンドを持っている。「夕聖」は掃除とか雑用組。小箱ならそれなりの売上だせばそれなりの態度できるから、小箱に移ろうかと考えている。『ユリア』の客は様々。 平気で罵倒したり一気させられたり多い。オーナーはそこらへんは放置。オーナーは脱税、雇用保険無視、で、警察沙汰が無いようにする事が仕事という感じ。
「夕聖」は恵庭市で、同郷。千葉は小出の野球賭博で借金があり、その分をバンス(前借）で埋めさせられる。お店に入金できてない売り掛け金もたまっている。
「夕聖」は１時間おきに電話をかけてくるくらい拘束がきびしい。友達といても「(電話)変わって」といって、友達に電話を変わらせるくらい。
「自分を好きだからしかたないのかな」と思っていた。自分（夕聖）の(女性）客は？と思うけど、「入れる直前で止めてキープしてる客がほとんど｣と言われる。
暴力も振るわれるが、そのあとすごくあやまってくるので可愛そうになる。
「夕聖」の母親はスナックをしていた。そこによく来ていたオヤジのもってきた投資話に、親戚から金を借りてつぎ込んだが金が返ってこなくなる。いま会費を入れなくなると権利がなくなると脅されて、そのオヤジの会社に２回金を持っていったこともある。その投資のオヤジがばっくれたので、母親はスナックも売り、仙台に流れたらしい。そんなこともあり、仙台に来た。
「『ユリア』でリシャールタワーやりたい」「トップになって自分を変えたい」と言う。
先日疲れて爆睡していたら、「夕聖」がベランダの窓ガラスを割って入ってきた。
「夕聖」が「別れよう」と言うので、そうしようといったら、「別れたくない」と食い下がられる。「自分で言ったんでしょ｣と言ったら、グーパンチで「夕聖」に殴られた。