立ち位置!?
このところ、まとまった時間が作れずに苦慮している。そう、映画が観れないのだ。ゲームなどなら中途で中断することもできるが、映画はそうもいかない。…などと書くと、上げ足取りの好きな輩が「DVDでもビデオでも中途で中断できるのでは?」と、あたかも鬼の首を取ったかのように言うに違いない。だが、それは違うのだ。映画はその作品のエンドロールが流れ終わって最後となるまで一気に観るものなのである。中断して続きから観たのでは、その作品を本当に観たことにはならない。例えそれがDVDやビデオになったものでも、だ。そういう意味では、テレビ放映された映画は本来の映画とは異質のものである。混乱を招くので、このブログではテレビ放映された映画も普通の映画のように扱っているが、個人的には本来の映画とは別物と考えている。詳しく書くと、それだけで1冊の本が書けてしまうので、かいつまんで書くが、映画とはそういうものなのである。2時間の作品なら2時間、その作品が始まってから終わるまで拘束され、その上でその作品を味わうことが叶う。それが映画と言うものだ。これは、映画の基本を叩き込まれた時に繰り返し教わった事柄である。だからこそ映画は芸術作品たり得るのだ。逆に言えば、たかだか2時間程度の映像に集中できない輩には、映画を見る資格はないし、無論映画を語るなど言語道断である。そう、映画は観る人を選ぶのだ。