カテゴリ:司法研修所前期・後期修習
今日、めでたく10万ヒットを突破しました。
このページを始めて2年8か月余りで、のべ10万人。 本当にありがとうございます。 今日の17時37,8分辺りに訪問してくださった方が10万人目の方でした。ありがとうございました。きっと幸運がが舞い込むに違いないと思います。 皆様、これからもどうぞよろしくお願いします。 さて、昨日は検察起案で、今日は民事共通演習、要は民事模擬裁判の和解、判決、及び証人尋問等の講評でした。 まずは検察起案から。 今年の3月作成の記録だったので、もしかすると58期の前期修習で使われた素材かもしれません。 事案はタクシー強盗。 主たる争点は、強盗の故意、特に財物奪取に向けられた暴行乃至脅迫の故意があるかないか、でした。 犯人性については自白もあり、あまり争いはないが、犯人識別供述や多少の物証を書く必要がある程度でした。 構成要件該当性については、暴行が財物奪取に向けられたものであることや、犯行抑圧に至る程度のものか、被害者は畏怖していたか、あとは先ほど述べた暴行乃至脅迫の故意が問題になります。 色々と弁解を述べているので、その弁解を排斥する一方、当初の自白について信用性を検討する必要があると思います。なお、私は信用性をきちんと検討していなかったように思うので、反省しています。 法律上の問題点としては、1項強盗と2項強盗とが同一の機械に行われた場合にどうなるか、という問題があります。 とりあえず、検察起案については、受験時代の刑法各論、財産犯の所だけきちんとやっておくのがかなり重要です。ここら辺がしっかりしていると、結構きちんと点数を取れるようになると思います。ま、今まであんまり検察起案の良くない私が言うのもなんですし、今回私が取れたかどうかも謎ですが・・・。 民事模擬裁判のことはまたどこかで書きます。 明日は刑事模擬裁判です。検察官チーム、弁護人チームはそれぞれかなり大変そうです。民事模擬裁判と刑事模擬裁判の準備がかなり重なって、負担が想像以上に重くなるので、気を付けた方が良いと思います。ではではまた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年08月26日 19時32分01秒
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