丸善 丸の内本店が入っているビルであるオアゾ(OAZO)。その前にクマの像が置かれている。クマといっても、三沢厚彦の「Animal 2017-01-B2 2017-2019」という作品であり、パブリックアートだ。何かの広告や遊具ではない。
これまでパブリックアートに使われてきたブロンズ像は、丸善 日本橋店近くに設置されている佐藤忠良の「《女・夏》1986」のような、写実的な人物像が多かった。昭和と令和の違いを実感する。
〈三沢厚彦は1961年京都府生まれの彫刻家。東京藝術大学美術学部彫刻科卒業。同大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。武蔵野美術大学特任教授。樟(くすのき)の丸太から白クマ、トラ、ネコ、キリンなどの動物を彫り出し、油絵具で彩色した「ANIMALS」シリーズを手がける。ほぼ等身大、あるいはそれ以上のサイズで制作された動物たちにはユニコーンをはじめとする架空の動物も含まれる〉
丸善 丸の内本店のビル(OAZO)前に立つクマ
丸善 日本橋店近くの佐藤忠良《女・夏》1986