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カテゴリ:想書、看書而想
ここ数日、ネットがつながらなくなり正直あせりました。「不適切なサイトを閲覧したため」とかそんな理由かと思っていましたが(心当たりがありすぎる・・・)、下の部屋に陣取っていた部署が移動した際に回線の接触不全が起きたらしいです。・・・本当かな?
![]() 私は司馬遼太郎の小説は読みません。というか歴史小説は全くといっていいほど読みません。藤沢周平は歴史小説ではなく時代小説だと思ってます(定義はあいまい)(・・・でも『竜馬がゆく』は高校生のときに読んだ記憶も) まあそんなこんなで、司馬遼太郎はこの《街道をゆく》シリーズしか読まないわけです。 『からのくに紀行』『台湾紀行』『三浦半島記』『中国・蜀と雲南のみち』・・・つまり行ったことがあるところばかり読んでいるわけですが、今回の『中国・びんのみち』も私が行ったことがある福建省です。(「びん」は「門構えに虫」。この程度の感じも出ないとは・・・ダメだ楽天ブログ) しかし旅の始まり、省都福州には行ったことなかったりします。私は香港から広東経由で泉州=ザイトンに入りました。 ザイトン・・・そう<海のシルクロード>の出発点です。私は陸のシルクロードには行ってませんが、この海のシルクロードの立役者であるザイトンに行ったことがあるのが自慢です。って単にマイナーなだけかもしれないですが。 司馬さんも足を運んだ開元寺、私も行きました。というかこの寺の双塔を見るためにザイトンに行ったといっても過言ではありません。 私は元北海道大学教授・中野美代子先生の大ファンでして、その著作の中で紹介されていた開元寺双塔をぜひこの目で見たい!と思ったわけです。 ![]() 2003年1月撮影 各面に人物や仏のレリーフがたくさんありますが、お目当ての孫悟空(と言ってもその前身にあたる行者姿の猿のことです)は写真に取れませんでした。 あと、これも司馬さんが行ったと思われるイスラム寺院(清真寺) ![]() あとこの近くにはにぎやかな道教の廟もあります。 ザイトンはまさに文明の十字路だったわけです。本を読みながら当時のことを非常に懐かしく思い出しました。・・・ああ、ハルカナリチュウカブンメイ(ってそればっかだな、おい) この本のたびの結末はアモイ。私はここにも行きました。 いや、アモイも非常にいい街ですよ。コロンス島はお薦めです。 上記以外では天目茶碗の話が面白かったですね。というかたぶん中野先生の本でも読んだことはあるんでしょうが、すっかり忘れていますので。窯変天目、って日本のどこに行ったら拝めるのかなあ。 福建省には他にも見所があります。 世界遺産でお茶の産地としても有名な武夷山、客家の伝統的な建築物「土楼」が有名な永定など。すげー田舎ではありますが、見所は満載です。 ・・・って、本の紹介じゃなくて、福建省の紹介になってしまった。ま、いいか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.05.17 22:56:25
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