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テーマ:家を建てたい!(9817)
カテゴリ:住宅設計の知恵袋
アース・アーキテクツ一級建築士事務所 http://earth-architect.jp/ バルコニーの存在を消したかったので、 バルコニーを細く、薄く見せました。 バルコニーを細く、薄く見せるには強度のある 鉄骨が向いています。 手入も楽なように「亜鉛メッキ」も施しました。 バルコニーの床には「木の角材」を置いて、上 から鉄の平鋼をビス留めして、動くのを止めて います。一般の防水を施した床だけで比べると 「格安」で仕上げられました。 中央に柱を一本建てましたが、この柱を建てた 意味としては、バルコニーの下地鉄骨を取り付 ける「木の梁」にはバルコニーの下地鉄骨によっ て「ねじれの力」が加わります。 その「ねじれの力」を極力小さくする為に柱を一 本建てました。 このバルコニーは「使用用途」はほとんどありま せん。物干しに使用するわけでもないし、目の前 に壮大な景色が広がっている訳ではありません。 夏場の日射対策としての庇代わりと、建物の外 観に「堀の深さ」を出す為のデザイン的な要素で 取り付けました。 一見、とても無駄なように思えますが、これも一 つの「建築的な観点」からの重要な役割を担って います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 12, 2018 10:47:16 AM
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