オッズはお客様が決めること
昨夜、報道ステーションというワイドショーで、高額配当馬券のニュースをやっていました。昨日の大井競馬場第2レースで13,000,390円の配当が出たそうで、これは2,184通り中、1,906番人気。的中馬券はたった1票だったそうです。ここまで報道しておいて、コメンテーターがのたまったコメントが、「何で1,000円買わなかったんでしょう? 1,000円買えば一億なのに・・・」 ・ ・ ・えーと、古舘さん、何で突っ込まないの?1,000円買ってたら推定配当額は1,300,100円でニュースにすらならんがな。三連単を導入している競馬場じゃ100万馬券なんて年に何回かは出現するものだからね。それに、払戻額は100円の時より若干多くなりますが収支的には減っちゃうという事態が発生するわけですが。買った分だけ一定割合で胴元の懐に入るんだから。こんなの統計というのもおこがましい算数レベルの基礎知識だと思っていたのですが、競馬や競輪などのオッズは、イギリスのブックメーカーのように胴元が勝手に決めていると勘違いしている人というのは、私が思っている以上に世間では多数派なんですかね?あと、2,184通り中、1,906番人気なんて言い方や書き方すると、もっと高額な配当が存在したような印象がありますが、勿論このレースにおいてこれより高額になる配当は存在しません。だって的中馬券が1票なんだもん。三連単の総売上から胴元の取り分を引いた残りの額がそのままオッズになっているんだから、これより売れていない組合せがきたら的中無しで特払いじゃん。特払いというのは馬券を買った人に一律70円の払い戻しが行われるのですが、一般的に胴元の取り分は25%とされているので、実は胴元的には端数となる5%分をそのまま懐に入れられるので一番おいしかったりして。ところで、こういうニュースが出ると「100円が1000万なんて、当たった人羨ましい」という感じで報道されるわけだけど、こんなきっつい馬券ピンポイントで100円だけ買うわけねえだろ。1レースあたり数万突っ込んで初めて引っ掛かる馬券でしょ。実際前回の1000万超馬券が当たった人も396点買いしているわけだし。私のような庶民がこんなおはようレースから数万単位でぶち込んだらその日のうちに破産しかねません。ただでさえ今年全然当たってないのにというわけで、今日の推奨本はこれ。ちなみに日曜の京王杯SCの推奨馬は(15)ダンスインザムード