歴史の面白さは、
尽きることがありません。

探求すればするほど、
奥深き迷宮の扉を開けることになります。

ある偶然から、
一冊の本を手に入れました。

ある家族がまとめた、家系図でした。

実は、
およそ２０年前、
叔父と父から見せてもらったことがある、
見覚えが微かにあるそれでした。

そう我が家の家系図を中心にした物語を、
祖父の兄弟が綴ったものでした。

自分の親族とは言え、
知らないこと、忘れていたことばかりが、
詰め込まれていました。

数十年から数百年の歴史が、
凝縮されていました。

たった一家族の小さな歴史さへ、
多少の賑やかさがある訳です。
だとしたら、
もっと大きな歴史が、
面白くないはずがありません。

何故にその本が、
手元に届いたのでしょうか。
何かの縁でしょうか。

さて、
いにしえに何を想いましょう。





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