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カテゴリ:フィリピン生活
本日土曜日は、かりんの学校の弦楽器専攻の子たちの地方出張コンサート。
このグループの十八番は、「パッヘルベルのカノン」なんですよ。 なので、本日の頭の中のBGMはカノンということで、よろしくお願いします~♪。 かりんの初恋のお相手、チェロ専攻のレイ君も、同行です。 それで、かりんはチャットはできないだろうと思っていたのですが、 午後からオンラインしてみると、 弦楽器のメンバー達が、オンラインしています。 演奏会を終えた後、メンバーの男の子達と引率の先生で、 インターネット・カフェへやってきたそうです。 さっそくレイ君がメッセを送ってきて、チャットが始まりました。 かりんは、私が近くにいても、全然気にしないで、 「レイ君はねー、こうなんだよ」とか「こっちの子は2年生でうんたらかんたら」 と説明してくれます。 かりんは、今日は思い切ってレイ君に「学校で声をかけてくれていいよ」って書くことにしました。 <レイ君のウインドウ> レイ君「かりんちゃんがそう言うなら、声かけるよ。でも・・・・」 かりん「でも・・・って、やっぱり皆に知られちゃ嫌?」 レイ「ううん、そうじゃなくって・・・。 実は、同じクラスのSちゃんって子が、僕のことを好きらしいんだ。 Sちゃんはいいんだけど、Sちゃんの友達がさ・・・。 『かりんちゃんを好きになっちゃダメ!Sちゃんを好きになりなさい!』 なんて、プレッシャーかけてくるんだよ・・・。」 ・・・なるほど、レイ君の方にも複雑な事情があるようです。 そのうち、マー君もメッセを送ってきました。 マー君は、かりんと同級生のギター専攻。 ちょっとワイルドな感じの男の子です。 「レイ君とチャットしてるだろ~?」とマー君。 <マー君のウインドウ> かりん「なんで?チャットしちゃだめ?」 マー「ふーん、やっぱりしてるんだ。 えへへ・・・ぼくには全てお見通しだよ・・・」 かりん「別にいいじゃん、レイ君とは友達なんだから」 マー「ふーん、そうか・・・なるほどね~ともだち、かぁ~、えっへっへ」 かりん「べーっだ!」 しばらくすると、ラン君もメッセを送ってきて、 チャットのウインドウが3つになりました。 チャットも追いかけっこのカノン状態? 「このラン君ってね、ちょっとハンサムなんだよ。でも、性格がね・・・」 と、かりん。 ラン君のステータス・バーには「"I miss her" 彼女に会いたい」 って書いてあります。 <ラン君のウインドウ> かりん「ラン君、彼女に会いたいって、誰のこと?」 ラン「えー、別に誰でもないよ。ただ書いてみたかっただけさー」 かりん「ふーん、そうなんだー」 すると、マー君がこんなことを書き始めました。 <マー君のウインドウ> マー「へへへ・・・ラン君が、かりんに会いたいってよ・・・」 かりん「えー、違うわよ。今ラン君に聞いたら、誰のことでもないって言ったもん」 <ラン君のウインドウ> かりん「ラン君、マー君が、ラン君が書いてるのは私のことだなんて言うのよ。 違うよね~。」 ラン「あいつ、なんでそんなこと思いついたんだろ?!」 <マー君のウインドウ> かりん「ラン君、違うって言ってるよ」 マー「ランはかりんが好きなんだー!ガハハハ・・・!」 ・・・マー君たら、大文字で叫んでいます。 <ラン君のウインドウ> ラン「今、マー君がなんか書いただろ? あいつガハハって大声で笑ってるよ」 かりん「ラン君は私のことが好きだって書いたのよ、マー君は。」 ラン「えー! わーーーー!なんでそんなこと書くんだよ、マーのやつ・・・!」 ・・・なぜか、ラン君、否定もせずに慌てています。 <レイ君のウインドウ> レイ「かりんちゃん、今マー君がラン君のこと、なんか書かなかった?」 かりん「書いたわよ。ラン君が私のこと好きだとかなんとか・・・」 レイ「悪い冗談だなぁ、気にしちゃいけないよ」 かりん「気にしてないわ。でも、こういう冗談って嫌なのよ~」 レイ「マー君って、教室でもこんな感じなの? ガハハ・・・って、大声で笑ってるよ」 かりん「教室なら、なおさらよ。」 <マー君のウインドウ> マー「かりんちゃん、ラン君がかわいそうだぜ~」 かりん「えー、なんでかわいそうなの?別に関係ないもん」 マー「ランは泣いてるよ。」 かりん「泣いてないんじゃない?」 マー「寂しがってるぜ・・」 かりん「ほっとけば・・?」 ・・・と冷たいかりんです。 <レイ君のウインドウ> レイ君「別にラン君、泣いてないよ。気にしないほうがいい。」 ・・・どうも、マー君、チャットしながらその内容を大声で言ってるらしい。 レイ君にも、マー君が書いてること、わかってるみたいですから・・・。 <マー君のウインドウ> マー「かりん、なんでラン君のこと嫌うんだよ」 かりん「嫌いなんて言ってないわ。でも好きでもないわ。」 マー「ラン君、傷ついてるぜ」 かりん「なんで傷つくのよ。そんなの知らないわ」 <レイ君のウインドウ> レイ「かりんちゃん、ラン君が何を言っても、答えちゃダメだよ!」 かりん「えー、なんで?」 レイ「ただのマー君の冗談だから、マジメに受け取らないほうがいい」 ・・・なんかレイ君、大慌てみたいです。 もしかすると、ラン君がかりんを好きっていうのは、本当なのかも? ラン君がかりんのことを好きだってわかったら、 かりんを取られると思ったのでしょうか? それで心配して・・・? かりん「心配しないで。」 レイ「わかった。心配しないよ。」 かりん「別に、ラン君のこと、好きじゃないもん」 <ラン君のウインドウ> ラン「マーのやつ、なんてことしてくれたんだー!」 ・・・ラン君のウインドウに泣きのマークが入りました。 私「えー、かりん、じゃあラン君がかりんを好きって、本当なんじゃない? これで学校では5人目だよねー、かりんのこと好きって子・・・モテモテじゃん、かりん。」 かりん「そんなぁ・・・ラン君まで、私のこと・・・やだぁ~! 別にラン君のこと、好きじゃないもん!」 それにしても、うちの娘のどこがそんなに魅力的なのか・・・ 確かに体型はパパに似て、手足が長くてスラッとした アニメ少女体型なのですが・・・顔は、私に似て、日本人顔。 ハーフだから、どこかエキゾチックなのかも・・・。 いつも見てる私にはわからないけど・・。 <レイ君のウインドウ> レイ「かりんちゃん、とにかくラン君が何を書いても、 返事しちゃ、いけないよ。」 <ラン君のウインドウ> ラン「かりんちゃん、マー君のところに何を書いたの?」 かりん「えー、でも、ラン君には返事しちゃいけないって言われてるの。」 ラン「なんだよ、それ? なんで?」 かりん「さあ・・・なんでかはレイ君に聞いて。」 ラン「えー!レイ君に?そんな! ひどすぎるよ~ 」 ・・・「パッヘルベルのカノン」が、不協和音のドタバタ喜劇と化してきました。 コンピューターの前の私とかりんも大笑いです。 そのときです。 どさくさにまぎれて、レイ君たら、こんなこと書いてきました。 <レイ君のウインドウ> レイ「じゃあ、かりんちゃんは誰が好きなの?」 かりん「え・・・知ってるくせに。」 レイ「知ってる・・・?エヘヘ、知ってるかなぁ・・・ で、誰?」 かりん「えーっと・・・、私が今チャットしてる相手じゃない?」 レイ「ふーん・・・そうか・・・エヘヘ、 そうなんだ・・・わかったよ そろそろ行く時間なんだ。じゃあ、月曜日に学校でね」 ・・・こっちまで心がポカポカしてくるような、かわいい2人です。 10年仲良く付き合えたら、結婚してもいいからね~! なんて気の早いことを考えてしまうふぃりぱ母でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2007年11月11日 09時38分15秒
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