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カテゴリ:中学生・ハイスク~ル生活
相もかわらず、レイ君はかりんに学校で会っても声がかけられないらしいんです。
かりんの方から、挨拶したらしいのですが、 ちょうど朝、登校してきたところで、レイ君、寝ぼけてたみたい。 なんて、かりん笑っていました。 「レイ君が私のことを好きだなんてA君がばらす前は、 何度か普通に声をかけてくれたのになぁ・・」と、かりん。 なので、会話は、もっぱら、学校から帰ってからのチャットだけです。 水曜日は、レイ君たち、マニラの南の方の学校の演奏会に 行っていました。 それで、その間に学校で何があったのか、レイ君が聞いています。 「今日は、全校集会で『夢』についての話を聞いたのよ」と、かりん。 「夢?」 「そう、将来、幸せな家庭を築きたいなぁとか、 もっと国がよくなるといいなぁって、そういう夢。 夢を持つって、悪いことじゃないわよね。」 「うん。僕は夢を持つって、いいことだと思うなぁ。」 「そうよね。もっとフィリピンという国が、もっといい国になるといいなぁ。」 と、かりん。 「そうだね、希望を捨てちゃ、いけないよね。 僕が大統領になったら、もっと国がよくなるよ・・・ なんていうのは、冗談だけどさ、へへへ」と照れた口調のレイ君。 「ねえ、神様は国がよくなるように、助けてくれるわよね。」とかりん。 「うん、そうだね。でも、それだけじゃなくて、僕たちも、 自分のできることを果たしていかないといけないと思うな。」とレイ君。 ・・・ふーん、この二人、こんなことも話していたんですね・・。 いいですねぇ、若い人たちって・・・。 希望に満ちていて・・。理想に燃えていて・・・。 なんだか、忘れていたことを思い出させてくれるみたいで・・。 思わず、ふぃりぱの心の中で、「青い山脈」の音楽が流れていました・・・。 (古すぎ・・?和風すぎ・・?) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年11月16日 18時28分44秒
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