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カテゴリ:中学生・ハイスク~ル生活
「レイ君のお母さんですよね。
私、ふぃりぱと言って、かりんの母親です・・・。」 教会の青年向けコンサートの後で、 レイ君のお母さんと階段で一緒になりました。 そこで、思い切って声をかけてみました。 レイ君のお母さんは、はじめきょとんとしていましたが、 「かりん」の名前を聞いて、気付いたようです。 本当はレイ君もコンサートを見る予定だったのですが、 急に同じ学校の子の親戚のお葬式でのチェロの演奏が決まり、 前半だけしか見ずに、レイ君は弦楽アンサンブルのお仲間と、 お葬式へ行ってしまっていました。 レイ君が近くにいなかったので、声がかけやすかったというのも あるのですが、 それでも、私、かなり緊張してました。 「レイから話は聞いてますよ。」とレイ君のお母さん。 背が高かったら、ミス・コンテストで優勝していたのでは というくらいの美人です。 「息子から娘さんの話を聞いたとき、私こう言ったんです。 『好きな子ができるのは、普通のことよ。 でも、まだハイスクールの間は、彼氏、彼女という関係には ならないほうがいい。 友達、特別な友達になるのはいいと思う。 けど、それ以上にはならないようにね。』」 私、はっきり言って驚きました。 それは、レイ君とかりんのチャットでのお付き合いが始まった時に、 私がかりんに言ったのと、まったく同じ言葉だったからです。 しかも、実は、かりんのチャットから、レイ君にも 私、同じ言葉をかけたんです。 相思相愛ということがわかった数日後に、 レイ君がステータス・バーに「彼女こそ、僕の探していた女の子・・・」 なんて、ちょっとロマンチックなメッセージを入れ始めたことがあって、 これは、ちょっとブレーキをかけて、 ゆっくりつきあってもらったほうがいいのでは、と思ったからです。 それ以来、ステータス・バーもチャットの内容も ほほえましい程度で、品行方正で来てましたから、 安心してみていることができました。 ともかく、レイ君のお母さんが、同じ考えを持った人で、 そんなの頭っから禁止って言うタイプではなかったことに、 ほっとしました。 フィリピンはまだまだ、保守的な家庭が多いですから、 頭っから禁止っていう家庭のほうが、圧倒的に多いと思うんですよ。 しかも「特別な友達」と、使った言葉まで全く同じ。 「そうだったんですね。 実は、かりんにも私、まったく同じことを言ったんですよ。」と私。 「それから、娘には『コンピューターのスクリーン上に 親に隠す必要があるようなことはあってはだめ』と言っていて、 チャットの内容は、ほぼ把握してるんですけど、 今のところ、心配するようなことはないようですよ。」と私。 「はぁ、じゃあ、チャットは続いてたんですね」と、レイ君のお母さん。 「でも学校では全く話をしていないようですよ。」と私。 「ええ、レイはすごく忙しい子ですから・・」と、レイ君のお母さん。 「それに、レイ君、うわさが学校で広まる前は、 何度かかりんとも普通に話しをしたらしいんですけど、 学校でうわさになってしまってから、 全く学校では声をかけないようになったようですよ。」 「そうですか・・・。でも、それくらいの方が 親は安心ですね」と、レイ君のお母さん。 今の所は何も心配ないと思うけれども、 なにか心配なことがあれば、いつでも連絡をください、 と、お互いに携帯電話の番号を交換して、おわかれしました。 コンサート会場から出てきたかりんも紹介しましたが、 かりんもやはり笑顔が緊張していました。 ともかく、レイ君のお母さんと話ができたことで、 両方の家庭で見守ってあげる体勢ができて、よかったと思います。 ああ、でも緊張した・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年11月19日 00時11分51秒
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